1月2日 『ウルトラQ』第1話が放送 すべてはここから始まった!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月2日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月2日」(1966年)。
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洞窟で眠っていたゴメスが出現  ©円谷プロ
『ウルトラQ』は、ウルトラマンシリーズ第1作目となる全28話のテレビシリーズ。巨大ヒーローが登場せず、毎日新報カメラマンの江戸川由利子、星川航空パイロットの万城目 淳、淳の助手の戸川一平たちが怪奇な事件に遭遇する模様を描く。本作に登場した怪獣たちは以降の作品にも登場をはたし、過去にウルトラマンからウルトラマン80が地球にきていたという設定の『ウルトラマンメビウス』(2006年~2007年放送)でも、本作の内容が反映されている。

「トンネルの中にトンネルがあった」という奇妙な連絡を受けた毎日新報社会部のカメラマン江戸川由利子は、万城目 淳、戸川一平と現場に向かった。そこで、彼女たちは不思議な怪獣たちと遭遇する。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ゴメスとリトラ

トンネル作業員に肉薄するゴメス。たまりません  ©円谷プロ
1966年1月2日は『ウルトラQ』第1話「ゴメスを倒せ!」が放送された日。東京と大阪をつなぐ弾丸道路のトンネル工事現場で、掘削中のトンネルが洞窟にぶつかった。作業員の男性は、そこで「恐ろしくでっけぇ怪物を見た」と叫ぶが、工事の責任者は「彼はアル中だから」と話を聞こうとしない。また、同時に謎の楕円形の巨大な物体も発掘されていた。

現地にいた新田記者から、トンネルの中にトンネルが発見されたという連絡を受けた江戸川由利子は、万城目 淳、戸川一平とともにヘリコプターで現場に向かった。由利子たちが、楕円形の物体の写真を撮っていると、ジローという少年が話しかけてきた。彼は、その物体をどこかで見た気がするという。由利子と淳は、洞窟を調べるためトンネルの中に入っていった。

一方、一平はジロー、新田とともに洞窟と関連が疑われる金峰山洞仙寺に向かった。そこで、彼らは寺の裏の洞窟から発見されたという、2体の怪獣が描かれた古文書を見せてもらう。ジローはそれを見ると、楕円形の物体はリトラの蛹で、洞窟で発見された生物はゴメスだと考えた。
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