あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月13日」(2021年)。
トリガーが、ティガのようにマルチタイプ、パワータイプ、スカイタイプの3タイプを使い分けることや、「超古代」や「GUTS」という『ウルトラマンティガ』を連想させるキーワードがちりばめられているのも特徴だ。その理由の多くは、シリーズ終盤で明かされた。
メツオーガを撃破したトリガーとGUTS-SELECTであったが、メツオーガの中からメツオロチが出現。GUTS-SELECTは、エネルギーを吸収してしまうメツオロチを、ガーゴルゴンキーを使用したマキシマナースキャノンで石化させ、一時的に破壊活動を止めることに成功した。しかし、敵はまだ健在だ。GUTS-SELECTは果たしてこの強敵にどう立ち向かうのか!?
石化したメツオロチが復活
メツオロチの石化は表面のみで、20時間後には復活してしまうことが推測される。しかし、敵はエネルギーを吸収してしまうため、こちらから迂闊な攻撃はできない。また、精密誘導電波も吸収されるため、最新の兵器で攻撃することは不可能だ。そこで、タツミ セイヤ隊長は旧式の実弾兵器を投入。それを装備したGUTSファルコンと地上部隊がメツオロチを攻撃するという、危険な作戦に出る。一方、トリガーダークへの変身能力を手に入れた宇宙のお尋ね者・イグニスは、闇の巨人・ヒュドラムに故郷のリシュリア星を滅ぼされたことを夢に見ていたのだった。
翌日、メツオロチ攻撃の準備をしていたGUTS-SELECTであったが、予定よりも早くメツオロチが復活してしまう。ケンゴたちは攻撃を開始するが、メツオロチは攻撃が着弾した際の爆炎を吸収し、そのエネルギーで反撃をする。