12月25日 ウルトラマン グビラに襲われた海底センターから仲間を救え!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 12月25日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月25日」(1966年)。
グビラと戦うウルトラマン  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“初代”ウルトラマンが活躍する『ウルトラマン』は、科学特捜隊のハヤタ・シンが、ウルトラマンと一体化し、怪獣や宇宙からの侵略者から地球を守るために戦う物語だ。前作の『ウルトラQ』で描かれた、怪獣や宇宙人によって引き起こされる超常現象や事件といった要素に加え、ウルトラマンというヒーローを登場させることで、前作を上回る大人気番組となった。

海底センターの運転開始セレモニーが開催されることになった。ムラマツキャップたちは科学公団の吉村総裁と、特別客の少女・ジェニーを案内するが、生命線のパイプラインがグビラに破壊されてしまう。さらに、ドックが浸水し、彼らは海底に閉じ込められてしまった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

グビラがパイプラインを破壊

1966年12月25日は『ウルトラマン』第24話「海底科学基地」が放送された日です。海底資源開発のために建造された、海底センターの運転開始セレモニーが行われようとしていた。科学特捜隊は、海底センターのスイッチを押す科学公団の吉村総裁と、特別客の少女・ジェニーを海底センターまで案内する任務が与えられている。フジ隊員が操縦する特殊潜航艇S25号は、ムラマツキャップとホシノ少年、吉村総裁たちを乗せ海底センターに向かった。しかしその途中、特殊潜航艇S25号が海底センターと基地を繋ぐパイプラインに近づくと、船体が揺れる。

その後はとくに問題もなく、ムラマツキャップたちは海底センターに到着。吉村総裁は海底センターを起動させるスイッチを押した。フジは記者を迎えるためにいったん帰還。ホシノ少年は海底センター内を吉村総裁たちに案内する。しかし、突如海底センターが大きく揺れた。ムラマツキャップはフジを呼び戻そうとするが、通信が途切れてしまう。一方、フジも海底センターに空気を送るパイプラインが破損していることに気づく。

さらに、潜航艇を格納するドックが破損していることが判明。そこから浸水が始まっていた。基地にいるハヤタたちも、海底センターの異常に気づいていたが、やはり通信不能になっている。そこに、フジが到着。フジは、自分の操縦ミスでパイプラインを破壊してしまったのだと考えていた。
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