あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月13日」(1979年)。
元地球防衛軍の技術者である大河原大介は、自らが開発したヘクトールで怪獣退治に乗りだす。しかし、ヘクトールは液体怪獣に乗っ取られ、暴れてしまう。
大河原がヘクトールで怪獣退治に出発
大介は5年前まで、怪獣の出現に備えた新兵器の開発を行っていた。しかし、当時はまだ怪獣が出現したことがなく、上層部は大介の案を聞き入れなかった。それに反発した大介は防衛軍を辞め、自分の力だけで今まで兵器開発を行っていたのだ。
現場に到着した科学警備隊。そこでは、完成したヘクトールで大介が出発しようとしていた。ヘクトールは、ブルドーザーのような超大型の重機で、怪獣探知機を搭載し、これ1台で怪獣の探知・追跡・攻撃を行えるらしい。アキヤマキャップは危険を訴え大介を止めるが、大介はいくと言って聞かない。そこで、通信機を渡し、アキヤマキャップは大介を見送った。
ヘクトールは、怪獣の反応がある方向に向かって穴を掘り進めていく。しかし、巨大な洞窟に到着すると、突然ヘクトールは動かなくなってしまった。一方、科学警備隊も、ヘクトールの異常を知らせる通信を最後に、大介と連絡が途絶えてしまう。科学警備隊は掘削機で穴を掘り、大介の行方を探す。すると、なぜかふもとの村にヘクトールが出現。ヘクトールは家を破壊し、姿を消した。