5月24日 ウルトラマンティガ TPCのデマが蜃気楼怪獣を生む!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 5月24日(1997年)

テレビマガジン編集部

蜃気楼を作り出す怪獣

ウルトラマンティガは実体なのか幻影なのか分からない怪獣ファルドンに挟み撃ちされてしまう  ©円谷プロ
ダイゴの「怪獣を見た」という報告に、イルマ隊長はタツムラ参謀に、ホログラフィーなどで怪獣の姿を投影しているのかと尋ねるが、予算がなく噂を流しているだけらしい。しかし翌日、GUTSに怪獣出現の通報が何件も入り、GUTS隊員たちは怪獣がいる、いないの2派に分かれ、口論になってしまう。

イルマ隊長は我慢ができなくなり、仲間たちに怪獣出現はデマだと明かした。しかし、再び怪獣出現の通報が入り、今度は映像が映し出される。それは、ダイゴが見た怪獣・ファルドンだった。

デマとは別に、本当に怪獣が出現していたのだ。GUTSは出撃するが、怪獣出現地点に向かう途中で、別のファルドンと遭遇。攻撃するが、ガッツウイング2号の放つビームは怪獣の体を通り抜けてしまう。それは、ファルドンが作り出した幻影だったのだ。

GUTSは街で暴れるファルドンを攻撃。ダイゴもウルトラマンティガとなって戦闘を開始するが、ファルドンは自分の幻影を作り、ティガを惑わせる。さらに、ファルドンは実体と幻影を入れ替える能力を持ち、どれが本物なのか区別がつかない。

ティガはスカイタイプにチェンジして各個に攻撃するが、ファルドンはすぐに入れ替わってしまう。すると、イルマ隊長がガッツウイング1号でやってきた。イルマ隊長は、ファルドンに体当たりをし、本物をティガに教えるという危険な行動に出る。

すると、本物のファルドンが光線を放ち、ガッツウイング1号を攻撃。ティガはランバルト光弾で、本物だと分かったファルドンをすばやく撃破すると、被弾して墜落寸前のガッツウイング1号を助けるのだった。

蜃気楼怪獣 ファルドン

鼻から破壊光線を放つ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
蜃気楼怪獣 ファルドン

身長/55メートル
体重/5万7000トン

背中から放つ光で自分の幻影を作り出す怪獣で、実体と幻影を入れ替えることが可能。さらに、幻影を複数体同時に作り出すことができるため非常にやっかいな怪獣だ。動きは速くはないが幻影も動き回ることができるため、ティガを苦しめた。

登場エピソード:『ウルトラマンティガ』第38話「蜃気楼の怪獣」(1997年5月24日放送)
脚本:大西信介/監督・特技監督:川崎郷太

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5月24日はTPCが怪獣出現のデマを流し、本当に怪獣が出現した日

5月24日は人々の行動データを取るためTPCのタツムラ参謀がデマを流し、時を同じくして幻影を作り出すファルドンが出現したエピソードの日。イルマ隊長は進退伺を出すほど隊員たちの信頼を失ったと悔やんでいましたが、イルマ隊長を待っていた隊員たちから温かく迎え入れられるのでした。

怪獣出現のデマが流されたのと、幻影を作り出すファルドンが出現したタイミングが同じだったのは偶然だったのか。イルマ隊長は、人間の弱い心によって怪獣が生まれてくるのではないかと考え、決意を新たにします。

GUTSは戦わなければならない、愚かではないけれど決して強くもない大勢の人々を守るために、と。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga