5月24日 ウルトラマンティガ TPCのデマが蜃気楼怪獣を生む!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 5月24日(1997年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月24日」(1997年)。
ファルドンと戦うウルトラマンティガ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1996年9月7日より放送が開始された『ウルトラマンティガ』は、実写テレビシリーズとしては『ウルトラマン80』以来15年ぶりに放送された作品で“平成ウルトラマンシリーズ”第1作である。超古代の光を手にした特捜チームGUTS(ガッツ)の隊員、マドカ・ダイゴはウルトラマンティガに変身。地球平和連合TPCの一員として怪事件を調査しながら、怪獣や宇宙人と戦いを繰り広げる。

怪獣出現による人々の反応を調査するために、TPCの情報部が怪獣出現のデマを流す。さらに、リアリティーを出すため、GUTS隊員たちにも調査が命じられた。事実を知るイルマ隊長は心苦しく思うが、怪獣は本当に出現していた。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

TPC情報部が怪獣出現のデマを流す

1997年5月24日は『ウルトラマンティガ』第38話「蜃気楼の怪獣」が放送された日です。街では幻の怪獣の出現が噂になっていた。そんななか、イルマ隊長はTPCのタツムラ参謀に呼び出される。そこで、イルマ隊長は衝撃的な事実を告げられる。

人々の間で広まっている怪獣の噂は、タツムラ参謀が流したデマだというのだ。タツムラ参謀は、怪獣出現の際に統制の取れない市民たちを邪魔に感じ、その行動データを取るために、デマを流しているらしい。イルマ隊長は人々の恐怖を煽る作戦に反対するが、逆に噂の真実味を高めるためにGUTSを調査出動させるよう、命令されてしまう。

イルマ隊長の命令でGUTSは、怪獣が出現したという報告のあった地点を調査するが、とくに異常は見られない。隊員たちを騙し、存在しない怪獣の調査を行わせることに罪悪感を覚えるイルマ隊長。しかし、調査の帰り道、ダイゴは怪獣の姿を目にする。
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