8月29日 ザ☆ウルトラマン ザーモスを救うためマルメ隊員が奮闘!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 8月29日(1979年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月29日」(1979年)。
ザーモスと戦うウルトラマンジョーニアス  ©円谷プロ
『ザ☆ウルトラマン』は、ウルトラマンシリーズ初のテレビアニメーション作品として1979年4月4日より放送が開始された。科学警備隊のヒカリ超一郎隊員は、ウルトラの星・U40からやってきたウルトラマンジョーニアスと一体化し、怪獣や宇宙人と戦う。アニメーション制作は日本サンライズ(現・サンライズ、バンダイナムコフィルムワークス)が担当し、著名なクリエーターが多数参加している。

マルメ隊員の故郷で休暇を過ごす科学警備隊の隊員たち。しかし、近くの海では船の消失事件が発生していた。調査に向かったマルメは、そこで異次元空間から落ちてきて助けを求める怪獣・ザーモスと出会う。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

マルメがザーモスと出会う

1979年8月29日は『ザ☆ウルトラマン』第22話「南海の怪しい空間」が放送された日です。マルメの故郷である、九州の海辺にやってきたヒカリたち。そこでは、最近、船が消えるという事件が多発していた。マルメとトベ隊員は調査に向かったが、そこで謎の赤黒い雲に遭遇。トベは船から放り出され、マルメは船ごとその雲に吸い込まれてしまう。

トベは泳いでマルメの実家に戻り、ヒカリやムツミ隊員たちと共に、モーターボートでマルメの捜索に向かった。一方、マルメは謎の空間で目を覚ます。すると、「帰りたいよ〜」という子どもの声のようなものを耳にした。その後、ヒカリたちはボートを漕いでいるマルメを発見。どうしたのかと理由を聞くが、マルメは何も話してくれない。そして、ヒカリたちを実家に残して、科学警備隊の本部に戻ってしまった。

マルメは、アキヤマキャップに隠れて「次元コンパス」を作りはじめた。理由を話さないと手伝わないと言う分析ロボットのピグに、マルメはいきさつを語りはじめる。
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