『怪獣戯曲』を「人類滅亡」で終わらせるな!
一方、謎の空間で目を覚ましたアスカの前に、鳴海が姿を現した。鳴海は、アスカがウルトラマンダイナであることを見抜いており、アスカを拘束。自分はこれから人類滅亡という大団円を見ると言って、去っていく。
しかし、男性を看護していたシンジョウ・マユミ婦長が、『怪獣戯曲』の脚本の表紙がアナモルフォーシスであることに気づく。アナモルフォーシスとは「だまし絵」の一種で、筒状にした銀紙を脚本の表紙に置くと、歪んだ画像が意味のあるものになる。そして、その表紙にはウルトラマンダイナが描かれていた。
すると、アスカに光が降り注ぎ、拘束が解けた。アスカはウルトラマンダイナに変身。戦闘を開始する。しかし、ブンダーは空間をねじ曲げる能力を誤って使ってしまう。自らの手で自分の体を貫き、自滅してしまうのだった。
バロック怪獣 ブンダー
【ウルトラ怪獣事典】
バロック怪獣 ブンダー
身長/65メートル
体重/5万6000トン
行方不明の劇作家、鳴海浩也が執筆していた未完の物語「怪獣戯曲」に登場する怪獣。「怪獣戯曲」の物語を完結させるために、鳴海の錬金術によって現実世界に現れる。そして、人類滅亡という大団円を目指して、シナリオどおりに暴れた。当初は塔のような姿で暗雲から降り立ち、後に怪獣の姿になる。
登場エピソード:『ウルトラマンダイナ』第38話「怪獣戯曲」(1998年5月30日放送)
脚本:村井さだゆき/特技監督:佐川和夫/監督:実相寺昭雄
今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
TSUBURAYA IMAGINATION
5月30日は『怪獣戯曲』が現実になった日
ですが、鳴海は行方をくらましたまま。今も新しい「怪獣戯曲」を執筆しているのかもしれません。
テレビマガジン ウルトラマンシリーズの最新刊
★テレマガ刊行 ウルトラ怪獣の本
ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2024
決定版 全ウルトラ怪獣 完全超百科 ウルトラQ~ウルトラマンパワード編
決定版 全ウルトラ怪獣 完全超百科 ウルトラマンティガ~ウルトラマンマックス編
決定版 全ウルトラ怪獣 完全超百科 ウルトラマンメビウス~ウルトラマンタイガ編
決定版 ウルトラ怪獣大集合 パーフェクト超百科 増補改訂
※ウルトラQからウルトラマントリガーに登場した1495体が大集合!
テレビマガジン編集部
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga