5月30日 実相寺監督の「怪獣戯曲」劇作家の創作怪獣が人類滅亡に動く! ウルトラマンダイナ

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 5月30日(1998年)

テレビマガジン編集部

『怪獣戯曲』を「人類滅亡」で終わらせるな!

その頃、TPCに保護された男性は、記憶を取り戻していた。鳴海は現実の世界を、人類滅亡という『怪獣戯曲』と同じ結末に導くため、自らの生み出したブンダーを暴れさせたのだ。そして、ブンダーと交戦中のスーパーGUTSは、怪獣戯曲に記された通りに攻撃を受け、撤退を余儀なくされる。

一方、謎の空間で目を覚ましたアスカの前に、鳴海が姿を現した。鳴海は、アスカがウルトラマンダイナであることを見抜いており、アスカを拘束。自分はこれから人類滅亡という大団円を見ると言って、去っていく。

しかし、男性を看護していたシンジョウ・マユミ婦長が、『怪獣戯曲』の脚本の表紙がアナモルフォーシスであることに気づく。アナモルフォーシスとは「だまし絵」の一種で、筒状にした銀紙を脚本の表紙に置くと、歪んだ画像が意味のあるものになる。そして、その表紙にはウルトラマンダイナが描かれていた。

すると、アスカに光が降り注ぎ、拘束が解けた。アスカはウルトラマンダイナに変身。戦闘を開始する。しかし、ブンダーは空間をねじ曲げる能力を誤って使ってしまう。自らの手で自分の体を貫き、自滅してしまうのだった。

バロック怪獣 ブンダー

空間を歪め、腕を伸ばして攻撃する  ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
バロック怪獣 ブンダー

身長/65メートル  
体重/5万6000トン

行方不明の劇作家、鳴海浩也が執筆していた未完の物語「怪獣戯曲」に登場する怪獣。「怪獣戯曲」の物語を完結させるために、鳴海の錬金術によって現実世界に現れる。そして、人類滅亡という大団円を目指して、シナリオ通りに暴れた。当初は塔のような姿で暗雲から降り立ち、後に怪獣の姿になる。

登場エピソード:『ウルトラマンダイナ』第38話「怪獣戯曲」(1998年5月30日放送)
脚本:村井さだゆき/特技監督:佐川和夫/監督:実相寺昭雄
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5月30日は『怪獣戯曲』が現実になった日

5月30日は劇作家の鳴海浩也が、自分の書いた『怪獣戯曲』の物語を現実にしたエピソードの日。ウルトラマンダイナとの戦いでブンダーは自滅し、鳴海の思い描く「人類滅亡」の結末は回避されました。

ですが、鳴海は行方をくらましたまま。今も新しい「怪獣戯曲」を執筆しているのかもしれません。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 今日もウルトラ怪獣日和 2022』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

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