12月26日 ついにウルトラマンガイアとアグルが決裂!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 12月26日(1998年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月26日」(1998年)。
本来はおとなしいはずのゾンネルの進行を止めようとするウルトラマンガイア  ©️円谷プロ PHOTO/講談社
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“平成ウルトラマンシリーズ”第3作の『ウルトラマンガイア』は、天才的な知能を持った人間たちの科学者ネットワークであるアルケミー・スターズの一員の高山我夢(がむ)が、地球の大地の光を手にしてウルトラマンガイアに変身。海の光を手にした藤宮博也=ウルトラマンアグルとともに地球を破滅に導く根源的破滅招来体と戦う物語だ。

海の光の巨人・ウルトラマンアグルは、池袋・サンシャインシティで2021年7月~8月に開催された「ウルトラヒーローズEXPO 2021サマーフェスティバル」のライブステージで待望の新形態、ウルトラマンアグル スプリーム・ヴァージョンがお披露目。今後の活躍も楽しみだ。

しかし、ガイアとアグルは「地球を守る」ことに対する考えの違いから、当初は対立しており、それが決定的になったのがこの第17話である。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

藤宮がゾンネルを目覚めさせる!

1998年12月26日に放送されたのは『ウルトラマンガイア』第17話「天の影 地の光」。地球に接近する未確認天体が観測された。しかし、その天体は地球を通過するため、対根源的破滅地球防衛連合G.U.A.R.D.の特捜チームXIG(シグ)は観測センターに注意を続ける指示を出すに留まった。一方、ウルトラマンアグル=藤宮博也は、地中に眠るゾンネルを目覚めさせて操る。そして、ゾンネルを目的のポイントに誘導していた。

G.U.A.R.D.の秘密基地ジオ・ベースでは、今までに出現した怪獣や地球で起きている異常現象の分析を行っているが、ここ数日、美宝山のデータを中心に不正アクセスを受けていた。XIGファイターEXで発進した我夢は、熱反応が感知された美宝山へ向かうと、そこにはゾンネルが出現していた。

XIGはチーム・クロウを出撃させ、我夢も現地に降り立った。そこで藤宮と遭遇した我夢は、藤宮に「自分の邪魔をするな」と告げられる。ゾンネルの分析を行なった我夢は、ゾンネルの甲羅の中に核融合炉がある事をつきとめ、ゾンネルの体を破壊し、そのエネルギーが解放された場合、周囲に大きな被害が及ぶ事を報告する。
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