5月7日 ウルトラマン80 自分を宇宙人と主張する少年の前にUFOが出現!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 5月7日(1980年)

テレビマガジン編集部

UFOが明男を迎えにくる!?

明男はその日もテスト結果はボロボロ。柔道の授業では女の子に投げ飛ばされてしまった。しかし、気落ちして、夜空に向かって口笛を吹いていると、再びUFOが現れる。今度こそ、UFOが自分を迎えにきたのだと思った明男は、UFOを追って家を飛び出した。
明男の前に現れたUFO  ©円谷プロ
そのUFOは着陸。それを確認したUGMは出撃する。周囲は警察によって封鎖されるが、明男はそれをくぐり抜け、UFOに近づいてしまった。連絡を受けた猛は地上に降り、明男を保護しようとする。しかし、UFOは巨大な怪獣・アブドラールスを出現させた。明男は怪獣を前にしても、UFOが自分を迎えにきたのだと信じていたが、アブドラールスの発射した光線を受け、脚に重傷を負ってしまう。

猛は明男を安全な場所に避難させると、ウルトラマン80に変身して戦闘を開始。明男のもとにも、彼を心配したクラスメイトや母親がやってくる。80はアブドラールスの怪光線に苦戦しつつも、生徒たちの声援を受けて、サクシウム光線、ウルトラ400文キック、バックルビームを次々と放って撃破し、ウルトラスパイラルビームでUFOも粉砕したのだった。

しかし、緊張から解放されたせいか、敵の攻撃で負傷した明男が急に苦しみはじめる。すぐに病院に搬送される明男。手術が行われることになるも、大量の輸血が必要だった。幸運にも、付き添った友人たちと母親は、明男と同じ血液型だったため供血に協力。一方、猛は自分が宇宙人であるため、輸血に協力できないことに心を痛める。すると猛は再び80に変身。メディカルパワーを発射し、明男の治療に貢献したのだった。

UFO怪獣 アブドラールス

格闘能力も高く80を追い詰める  ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
UFO怪獣 アブドラールス

身長/53メートル
体重/3万トン

世界中を飛び回り、破壊活動を行うUFOから現れた怪獣。目から怪光線を放ち、全身から生える触覚のような部位から毒リンパを流す。UFOとの関係性は不明で、UFOに搭乗している何者かに使役されているのか、またはアブドラールス自身がUFOを動かしているのかといったことは明かされず、その目的も不明のままだった。

登場エピソード:『ウルトラマン80』第6話「星から来た少年」(1980年5月7日放送)
作:広瀬 襄/特撮監督:高野宏一/監督:湯浅憲明

今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
TSUBURAYA IMAGINATION
『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』2023年2月23日(木・祝)よりTSUBURAYA IMAGINATIONにてオンライン独占配信開始!
https://m-78.jp/videoworks/ultraman-decker-final/

5月7日は謎のUFOが地球を攻撃した日

5月7日は、謎のUFOが世界各地を攻撃し、アブドラールスが出現したエピソードの日。友人たちの供血とウルトラマン80のメディカルパワーによって、無事に明男は回復しました。そして、彼は苦手な勉強や運動から逃げるために自分が宇宙人だと思い込んでいたことを認めて反省。これから頑張って日々過ごしていくことを、猛に誓ったのでした。

そしてその後、大きくなった明男は天文学者となりました。彼が発見した「オオシマ彗星」は、『ウルトラマンメビウス』第16話「宇宙の剣豪」で、ザムシャーとマグマ星人の戦いの場となります。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2023』をもとに構成しています。
©円谷プロ

テレビマガジン ウルトラマンシリーズの最新刊

『テレビマガジンデラックス 決定版 ウルトラ怪獣大集合 パーフェクト超百科 増補改訂』定価:1980円(本体1800円)
ウルトラQからウルトラマントリガーまでの全怪獣・宇宙人、1495体を掲載!
26 件

テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。