5月7日 ウルトラマン80 自分を宇宙人と主張する少年の前にUFOが出現!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 5月7日(1980年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月7日」(1980年)。
アブドラールスと戦うウルトラマン80  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1980年4月2日より放送が開始された『ウルトラマン80』。中学校の教師であり、地球防衛軍の怪獣・怪事件の対策チームUGMの隊員でもある矢的 猛がウルトラマン80に変身。人間の憎しみや悲しみといったマイナスエネルギーが生み出す怪獣に立ちむかう。

勉強も運動も苦手な大島明男少年は、自分が宇宙人だと思い込んでいた。そこに、本物のUFO(未確認飛行物体)が現れる。明男は、UFOが自分を迎えにきたのだと考えたが……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

自分は宇宙人だと主張する少年

1980年5月7日は『ウルトラマン80』第6話「星から来た少年」が放送された日です。他の家族はみな優秀なのに、勉強も運動も苦手な明男少年。望遠鏡で星を見るのが好きな彼は、今日も天体観測をしていると、母親に「勉強をしろ」と𠮟られる。そのころ、UGMは数日前から出現し、世界中で破壊活動を行うUFOの出現を観測する。しかし、UFOの動きは早く、UGMのレーダーから消えてしまうのだった。

翌日、桜ヶ岡中学校の猛のクラスでは理科のテストが行われ、問題を解き終わった生徒たちは下校をはじめていた。しかし、明男はいつまでたっても答えがわからない。心配になった猛は声をかけるが、明男は突然「僕はどこの星からきたの?」と問い返す。明男は、自分が宇宙人で、地球以外の星からきたというのだ。

明男はUFOを見たと言い、それが自分を迎えにきたのだと主張する。さらに、自分には地球人にはない能力があると訴え、口笛を吹くことで風を吹かせてみせる。だが翌日、猛は授業で、風が吹く前兆の空気の温度差を無意識に感じ取っているだけなのだと説明。明男を諭す。しかし、明男は逆に、自分のことをわかってくれるのはあのUFOだけなのだと考えてしまう。
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