8月4日 ウルトラセブン ゴーロン星人が人類を猿人間にしようと目論む!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 8月4日(1968年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月4日」(1968年)。
ゴーロン星人と戦うウルトラセブン  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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1967年10月1日より放送が開始された『ウルトラセブン』。怪獣が自然災害に近い存在であることが多かった前作『ウルトラマン』に対し、本作は明確な侵略の意図を持った宇宙人が複数登場。多くの怪獣が、宇宙人の兵器として登場するのも特徴だ。

人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。


警官がゴリラのような謎の大男に殺害されるという事件が発生。調査のため、ダンとアンヌはさまざまな猿を飼育するモンキーランドを訪れる。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

犯人は人間かゴリラか?

1968年8月4日は『ウルトラセブン』第44話「恐怖の超猿人」が放送された日です。ある日の夜、巡回中の警官2名が不審な大男に声をかけたところ、その大男から暴行され死亡するという事件が発生する。警官たちは脛骨を粉々にされ、現場に残された警棒も真っ二つにされていた。捜査を依頼されたウルトラ警備隊のキリヤマ隊長は、隊員たちに状況を説明。その人間離れした暴れぶりから犯人は人間ではないと思われたが、現場に残された犯人の血液はまごうことなき人間のものだった。一方で、目撃者によると犯人はゴリラのような風貌で、3メートルもある塀に飛び乗ったという。

状況から犯人は人間とは思えないが、残された証拠は人間であることを示している。アンヌは、旧知の真山博士が仕事をしている、1000頭の猿を飼育するモンキーランドをダンとともに訪問。入り口近くに飾られた迫力あるゴリラの剥製に驚きつつ、真山博士と面会する。ちなみにこの施設には、現在はゴリラはいないらしい。野外にある飼育小屋を見て回っていると、飼育員の男が猿に指を噛まれてしまう場面に遭遇。アンヌは手当てするが、ダンはその男に怪しさを感じる。さらに、自分たちが真山博士の助手から監視されていることに気づくのだった。

ダンはモンキーランドをあとにするふりをして、再び忍び込むことをアンヌに提案。挨拶をし、地球防衛軍専用車両のポインターに戻るもポインターは何者かに配線を切断され、走行不能になっていた。真山博士の好意で、ダンたちはモンキーランドに1泊することになる。
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