あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月4日」(1968年)。
人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。
警官がゴリラのような謎の大男に殺害されるという事件が発生。調査のため、ダンとアンヌはさまざまな猿を飼育するモンキーランドを訪れる。
犯人は人間かゴリラか?
状況から犯人は人間とは思えないが、残された証拠は人間であることを示している。アンヌは、旧知の真山博士が仕事をしている、1000頭の猿を飼育するモンキーランドをダンとともに訪問。入り口近くに飾られた迫力あるゴリラの剥製に驚きつつ、真山博士と面会する。ちなみにこの施設には、現在はゴリラはいないらしい。野外にある飼育小屋を見て回っていると、飼育員の男が猿に指を噛まれてしまう場面に遭遇。アンヌは手当てするが、ダンはその男に怪しさを感じる。さらに、自分たちが真山博士の助手から監視されていることに気づくのだった。
ダンはモンキーランドをあとにするふりをして、再び忍び込むことをアンヌに提案。挨拶をし、地球防衛軍専用車両のポインターに戻るもポインターは何者かに配線を切断され、走行不能になっていた。真山博士の好意で、ダンたちはモンキーランドに1泊することになる。