あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月2日」(1971年)。
宝石を積んだ船・海神丸が怪獣・シーモンスに襲われ、船長の高村は心に大きな傷を負ってしまった。そんななか、日本にシーモンスが上陸。さらに、攻撃を受けるシーモンスを助けるため、シーモンスの夫であるシーゴラスが出現。高村の娘である陽子が、発生した津波に飲まれそうになってしまう。
シーモンスの目的は?
一時撤退したMAT。シーモンスは西イリアン諸島に伝わる伝説の怪獣であり、シーモンスのことを言い伝える「シーモンスの唄」という民謡があった。MATはこれを解析。「シーモンスをいじめると、シーゴラスが怒り、海も天も地も怒り、この世は地獄となる」と歌われていることを発見する。
シーモンスは、東京沿岸に上陸してしまっていたが、攻撃を受けなければおとなしくしていて破壊活動は行わない。MATはいったん、攻撃を中断することを決定するが、自衛隊はシーモンスを攻撃しようとする。加藤隊長は、シーモンスの居座るセメント工場の社長を説得し、3日間だけ待ってもらう約束を取りつける。