7月2日 帰ってきたウルトラマン 伝説の夫婦怪獣が東京に竜巻を起こす!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月2日(1971年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月2日」(1971年)。
シーゴラス(左)、シーモンス(右)と戦うウルトラマンジャック ©円谷プロ
1971年4月2日より放送が開始された『帰ってきたウルトラマン』の主人公は郷 秀樹。カーレーサーを目指していた郷は、怪獣タッコングの襲撃の際に子どもを守って命を落とすもウルトラマンジャック(劇中での呼称は「ウルトラマン」)と一体化し復活。怪獣攻撃隊MAT(マット)に入隊し、怪獣から地球を守るために戦うことを決意する。

宝石を積んだ船・海神丸が怪獣・シーモンスに襲われ、船長の高村は心に大きな傷を負ってしまった。そんななか、日本にシーモンスが上陸。さらに、攻撃を受けるシーモンスを助けるため、シーモンスの夫であるシーゴラスが出現。高村の娘である陽子が、発生した津波に飲まれそうになってしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

シーモンスの目的は?

1971年7月2日は『帰ってきたウルトラマン』第14話「二大怪獣の恐怖 東京大龍巻」が放送された日です。シーモンスを助けるため、シーゴラスが出現。夫婦怪獣の共鳴により津波が発生するが、郷はウルトラマンジャックに変身し、ウルトラバリヤーを展開。津波から陽子を守る。しかし、ウルトラバリヤーはジャックの体力を著しく低下させる技だった。シーモンスから攻撃を受けたジャックはなすすべがなく、変身が解除されてしまう。

一時撤退したMAT。シーモンスは西イリアン諸島に伝わる伝説の怪獣であり、シーモンスのことを言い伝える「シーモンスの唄」という民謡があった。MATはこれを解析。「シーモンスをいじめると、シーゴラスが怒り、海も天も地も怒り、この世は地獄となる」と歌われていることを発見する。

シーモンスは、東京沿岸に上陸してしまっていたが、攻撃を受けなければおとなしくしていて破壊活動は行わない。MATはいったん、攻撃を中断することを決定するが、自衛隊はシーモンスを攻撃しようとする。加藤隊長は、シーモンスの居座るセメント工場の社長を説得し、3日間だけ待ってもらう約束を取りつける。
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