『ウルトラマンA』ベロクロン・バキシム・ダイダラホーシ 超獣という新概念

『講談社MOOK ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』よりぬきコラム【第5回】

テレビマガジン編集部

一角獣バキシム
体重7万8000トン(ウルトラマンAの1.7倍!)という設定にふさわしい巨体はド迫力!  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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一角獣バキシムは『ウルトラマンA』第3話「燃えろ!超獣地獄」に登場する超獣です。

『ウルトラマンA』の特撮パートは東宝映像に発注されたため、撮影はそれまでの東京美術センター(後の東宝ビルト。2008年に閉鎖)より広い東宝撮影所を使用するようになりました。

そのため、超獣のスーツも今までより大きいものが要求されることとなり、特にバキシムは背面に向かっても大きいものとなっています。

大きすぎてステージの扉から入らず、スーツを前後に切断して納品したといわれています。

奇想天外な能力に対して、破天荒な反撃作戦が展開!

タイム超獣ダイダラホーシ
攻撃されると過去に逃げ込むという、タイムパラドックスも超越したような能力を持っています。  ©円谷プロ PHOTO/講談社
タイム超獣ダイダラホーシは『ウルトラマンA』第46話「タイムマシンを乗り越えろ!」に登場する超獣です。

脚本家の石堂淑朗らしい、民話の巨人をモチーフとした超獣ですが、自在にタイムスリップできるという極めて特殊な能力を持っています。

そのため、防衛チーム・TACのメンバーは超獣との戦闘中に奈良時代の大仏開眼の時代に飛ばされてしまいますが、荒野で野武士たちとの激しい戦いや、ダイダラボーシに騎馬と槍で立ち向かうという、ダイナミックな物語が繰り広げられました。

『ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』でウルトラマンシリーズを再チェック!

『講談社MOOK ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』では、『ウルトラQ』から『ウルトラマンデッカー』までのウルトラマンシリーズの怪獣・宇宙人を深掘りすることで、ウルトラマンシリーズの歴史を追った一冊です。

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てれびまがじんへんしゅうぶ

テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga