ののちゃん2歳 童謡コンクール最年少受賞! ママに聞いた“日常”

村方乃々佳ちゃんのお母さんに特別インタビュー 

山口 真央

元気に走りまわるののちゃん。歌っているとき以外は、遊ぶことが大好きな普通の女の子。 写真:小川晃代・湯沢祐介

実は練習ゼロ! ののちゃんにとって歌は”物語”

ーーののちゃんの歌唱力の秘密について知りたいのですが、普段、歌はどれくらい練習をしているのですか?

みなさんによく聞かれるんですが、歌の練習は特にしていないんです。音楽に触れるのは、家や車で音楽を聴いたり、私の前の職業柄、生活のなかで問いかけが歌になったりしています。「手を洗いましょう〜♪」と一緒に歌ったり。耳にする歌の中から、乃々佳が好きな歌を、自由に歌っているという感じです。

私よりも乃々佳のほうが歌い上げることにこだわりがあって、歌詞やテンポが間違ってしまうと「もう一回!」と自分からリクエストします。収録などで私たちがよかったと思うときも、スタッフさんに仕切り直しをお願いしていて、さすがにちょっとびっくりしますね(笑)。

ーー自分から仕切り直し! 本当に上手に歌いたい気持ちが強いんですね。練習ゼロとは驚きなのですが、お母さんがののちゃんの歌に関して、助言や注意をすることはあるんですか?

本人がこだわってやっていることなので、歌に関して注意することはありません。ただ乃々佳が満足して歌えるためのサポートはしています。

たとえばバラエティや歌番組の収録では、コンクールに出場したときと同じように、どんなところに行きどんなことをするのか、伝えるようにしています。意味がわかった方が楽しんでできるし、歌うときも集中できて、感情をのせやすいみたいです。

あとは歌詞や歌の世界観がわからないときも、フォローしています。あいみょんさんの「裸の心」は失恋の歌ですが、まだ失恋がわからないので、「お母さんと離ればなれになっちゃう。大好きなのに寂しいね。一人ぼっちなんだね」と乃々佳がわかる場面に変えて説明しています。

乃々佳のなかで歌は、絵本と同じ”物語”。ストーリーの意味を理解すると、歌詞もすんなりと覚えられるみたいです。

ののちゃん子育てポイント 3

理解を深めることで、子どもの能力が上がる! 難しいことも、子どもの世界に置き換えて説明しよう。

とにかく歌が大好きなののちゃん。歌うときは、それぞれの歌詞の気分になって歌います。 写真:小川晃代・湯沢祐介
ーーののちゃんの歌へのこだわりと、お母さんの丁寧なサポート力。ののちゃんの歌は、この2つに支えられていると感じました。最後に、ののちゃんへの思いをお聞かせください。

乃々佳はいま、好きなことがたくさんあります。歌や音楽、遊ぶこと、プール、絵本。本人が何に興味を示していくのか、私たちも楽しみです。これからも乃々佳の力を存分に発揮してくれたら嬉しいです。
プールでくつろぐののちゃん。好きなものを伸ばせるって、素晴らしいことですね。 写真:家族提供
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ののちゃんの好きな曲や、歌うときの気持ちなどを聞いたインタビューはこちら!
『たのしい幼稚園10・11月号』
定価:1280円(税込み) 講談社
48~49ページ「あこがれの おしごとレポート ばんがいへん ののちゃん」
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ののちゃんの母
歌と音楽が大好きな元保育士の主婦。

ののちゃん(村方乃々佳)
2018年5月31日生まれ。2歳5ヵ月で出場した「第35回 童謡こどもの歌コンクール こども部門」で「犬のおまわりさん」を歌い、 史上最年少で銀賞を受賞。2020年12月26日に同大会の公式YouTubeチャンネルに歌唱動画がアップされると、 「可愛すぎる」「癒される」と日本のみならず韓国のSNS上でも大きな話題に。おままごと、絵本、お人形、トランポリン、ブランコと歌が大好きな3歳児。
取材・文/山口真央
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やまぐち まお

山口 真央

編集者・ライター

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「おともだち」「たのしい幼稚園」「テレビマガジン」の編集者兼ライター。2018年生まれの男子を育てる母。趣味はドラマとお笑いを観ること。

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「おともだち」「たのしい幼稚園」「テレビマガジン」の編集者兼ライター。2018年生まれの男子を育てる母。趣味はドラマとお笑いを観ること。