子育て中 一緒にいるとイライラ!? 変化したパートナーとの接し方とは

子育てのために 夫婦関係を見直すヒント〜高濱正伸の 毎日子育てガッツポーズ〜

夫には「ほめて、伝えて」楽になる!

ダメダメに見えるようなお父さんも、それなりにがんばろうとはしているんです。大変かもしれないけれど、女優になったつもりで演じたり、理解してもらえるように伝え方を工夫したりして、お母さんのほうからも歩み寄ってあげてください!

1 「真顔法」で仕切り直す

これだけは聞いてほしい! と思ったときは、声のトーンを落とし、深刻さをイメージした表情で「大事な話があります。テレビは消してね」と切り出すのです。

夫に「ただ事ではないな」と思わせればまずまず。そして、いつものような‶修飾″話は省き、要点をきっちりと伝えるのです。

このときは、あらかじめ言いたいことをしっかりメモ書きにして、淡々と話すのも効果的だと思います。

2 手紙で伝える

話し始めても「それで?」と言われると、もういいやとあきらめてしまって、イライラがつのる……という方には、手紙で伝えることをおすすめします。

メールではなく、紙に書いた手書きのものがいいですね! 書くことで自分の考えもまとまるし、気持ちも落ち着いてくるものです。

それに文字で伝えられた気持ちというのは、相手の心に響き、しっかり届くものです。

3 とにかくほめる

多くの男性は単純明快。勝ち負けで生きていて、プライドの塊のようなものです。

「さすがパパ!」はどんな場面でも使えて、簡単に父親を優位な気持ちにさせる万能ワード。上手に使ってください。

逆に、自分のいたらない部分や弱点を、妻から指摘されるのは耐え難いことです。「あ~あ……」と思っても、多少のことには気づかないふりをして、目をつぶってあげてください。
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