──遠山えま先生は、代表作『わたしに××しなさい!』が実写映画化されるなど「なかよし」が誇る大人気漫画家さんですが、いまのお仕事内容を教えてください。
遠山えま先生(以下遠山、敬称略):「なかよし」でデビューしてから、今年(2023年現在)で20年が経ちました。いまは月刊「なかよし」で「魔女メイドは女王の秘密を知っている。」や、月刊「少年シリウス」で「異世界で最強魔王の子供達10人のママになっちゃいました。」など、不定期も含めると7本の連載を持っています。
──さらっとおっしゃっていますが、7本を同時に連載するのは簡単なことではありませんよね。講談社内では、「遠山先生は5人いるのではないか」と噂がたっていると聞きました(笑)。
遠山:そうなんですね! でも連載を同時進行することは、私にとっては意外と大変ではなくて。むしろ1つのお話だけ描いているほうが煮詰まってしまいます。別の作品と同時に進めたほうが、頭がリフレッシュされていいアイデアが浮かぶことが多いです。普段は「1日に何枚を描く」と決めて、締め切りを管理しています。