【今日は何の日?】11月24日は『秘密の花園』『小公女』を生んだバーネットの誕生日

19世紀末の大ヒット女性作家の作品を読みやすい新訳で!

青い鳥文庫編集部

11月24日はバーネットの誕生日!

幼いころに『小公女』の物語を読んだことのある人は多いのではないでしょうか?

その作者、フランセス・ホジソン・バーネットは1849年11月24日に、イギリスのマンチェスターで生まれました。

父親が若くして亡くなり、生活は苦しくなりました。16歳のときにアメリカへ移住。

雑誌に短編小説を投稿し、それが掲載されたことから、バーネットは作家への道を踏み出しました。

結婚後、ふたりの息子が生まれ、次男ヴィヴィアンをモデルにしたといわれる『小公子』は、人気を呼びました。この作品は、明治時代に日本でも訳されて評判になったそうです。

そして、『小公女』『秘密の花園』など今も愛される名作を書きました。青い鳥文庫では、この2作を読みやすい新訳で楽しむことができます。ぜひ読んでみてね。

読むたびに勇気が湧いてくる! 永遠のベストセラー

『リトル プリンセス 小公女セーラ』

作:バーネット 訳:石崎洋司 絵:藤田香
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あの「黒魔女さんが通る!!」の石崎洋司先生の読みやすい新訳と、藤田香先生のかわいらしいイラストでたっぷり楽しめる一冊

女の子はだれだってプリンセスになれる! 大金持ちでも、無一文でも、夢見る力があれば、王女さま(プリンセス)のようにふるまえる。

インドで育ったセーラは、寄宿先のロンドンで、大好きな父親が亡くなったことを知る。無一文になっても「プリンセスのように」やさしく、楽しい想像力でいっぱいのセーラ。

それでも、とうとうくじけそうになったある日、いつも夢見ていた魔法がやってきて……。

ダイヤモンド鉱山はほんとうにあったの? 魔法使いはほんとうにいたの?

「小公女」にはセーラの名言がいっぱい!

主人公セーラは、少し変わっていて、大人びていて、上品で、想像力の豊かな少女です。そんなセーラの作中の素敵な言葉を少し紹介します。

「人間を取り巻いているのは、偶然だと思うわ。」

セーラは自分の恵まれた境遇にあぐらをかくことなく、周りの子どもたちに偉そうにしませんでした。自分の環境が「たまたま」幸運だと幼いながらに知っていたのです。

「怒りをおさえる力ほど強いものはない。」

どんなに誰かにいらいらしても、それを言葉や態度に出さない人のほうが、すぐに怒ってしまう人よりも強い。セーラはみすぼらしくなってもその気持ちを忘れませんでした。
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魔法のような花園にわくわくする! バーネットの隠れた名作

『秘密の花園(1)ふきげんな女の子』

作:バーネット 訳:谷口由美子 絵:藤田香
イギリス植民地時代のインド。ほとんど家に帰らない父親と、パーティー三昧の美しい母親のもと、乳母と使用人まかせで育ったメアリは、気むずかしい少女でした。

ある日、コレラの流行で両親が亡くなり、メアリは、英国・ヨークシャーに住む伯父、クレイブン氏に引き取られることになりました。

荒野(ムーア)の外れにある伯父の屋敷は、うっそうと暗く陰気でした。することもないメアリは、陽気な使用人マーサの提案で、お屋敷の広い庭でしぶしぶと遊ぶようになります。

もう長いこと、だれも入っていない庭園があるらしい……。

いままでなにも気にかけたことがなかったメアリは、その庭園が気になり、入り口を探します。そしてついにある日、メアリはコマドリのみちびきで、その庭園の鍵と、入り口を見つけ、中に入ったのです!

『秘密の花園(2)動物と話せる少年』

作:バーネット 訳:谷口由美子 絵:藤田香
日ごとに生きかえっていく花園に夢中のメアリ。荒野(ムーア)を知りつくし、動物にしたわれているディコンに心をひらき、自分だけの秘密の花園の存在をおしえます。

「この花園を花でいっぱいにしたいの。」

ディコンの手伝いをえて、メアリは花園の手入れにますます精を出すようになります。そして、ある雨の日、屋敷に響く子どもの泣き声の正体がわかって……。

『秘密の花園(3)魔法の力』

作:バーネット 訳:谷口由美子 絵:藤田香
亡くなったお母様の大切にしていた「秘密の花園」に入り、生きる力がわいてきたコリン。

メアリとディコンは、コリンがぐんぐん元気になってきたことを大人たちには内緒にし、毎日のように「秘密の花園」に通うようになります。そこで3人がどんなに楽しくすごしたことでしょう!

コリンは、歩くことができるようになるのでしょうか。また、コリンのお父様は帰ってくるのでしょうか。

感動の最終巻!
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