「若草物語」作者、オルコットはどんな人だった?
1832年、ペンシルバニア州生まれに生まれたオルコット。「若草物語」に出てくる四人姉妹の2番目の、おてんばで頭の回転がはやくて、風変わりな作家の卵ジョーは、オルコット自身がモデルです。
少女向けの物語を依頼されたオルコットは、自身の四人姉妹での体験をもとに、わずか二か月で『若草物語』を書き上げました。若草物語はアメリカ中の少女に熱狂的に歓迎され、世界中に広がりました。
大ヒットを受けて、続編も3冊執筆しています。どれも青い鳥文庫で読むことができるので、ぜひ読んでみてね。
読みやすい新訳と、「黒魔女さんが通る!!」シリーズのイラストレーター・藤田香さんのかわいらしい絵で親近感もたっぷりです。
『若草物語(1)ー仲よし四姉妹ー』
個性あふれる四姉妹の日常をえがいた涙と笑いと愛の物語
どんな本?
「プレゼントのないクリスマスなんて!」そうため息をつくのはマーチ家の仲良し四姉妹。
お金持ちになるのが夢の、美しい長女メグ。男勝りで、はきはきとした二番目ジョー。心優しくてピアノが好きな三女べス。絵が好きで少しませた末っ子エイミー。
彼女たちの毎日は、おもしろいことや楽しいこともあれば、悲しいことも起こります。心温まる四姉妹と、隣人の男の子ローリーの日常をえがいたすてきな物語。
『若草物語(2)ー夢のお城ー』
大人になっていく姉妹たちの人生が動いていく、ワクワクするような続編
どんな本?
「若草物語(1)」から3年後の物語。
四姉妹ではじめての結婚式、「あの人」の失恋、ヨーロッパに留学したエイミーのレディっぷり、ジョーの運命的なニューヨークでの出会い、そして悲しい別れ。
美しく、強い女性に成長していく四姉妹の生き生きとした生活をえがく、続きの物語。
ごくふつうの毎日につまった幸せを探す方法がわかるはず。
『若草物語(3)ージョーの魔法ー』
舞台はジョーが作った学園! 個性豊かな子どもたちとのてんやわんやな毎日
どんな本?
メグの結婚から10年後。ジョーが夫とはじめた、家庭や愛にめぐまれない少年たちのための学校、プラムフィールド学園ができました。
思いきりまくら投げができたり、自分だけの畑がもてたり、ミニキッチンで本格的な料理を作ったり。ジョーがかける“魔法”で、プラムフィールドには、笑い声がたえません。
いたずらっ子たちの楽しい毎日と、ジョーの施す教育がみどころ。さあ、今日は何がおこるのでしょうか?
『若草物語(4)ーそれぞれの赤い糸-』
主役は姉妹たちの子ども世代へ。それぞれの道をみつけていく、感動の最終作
どんな本?
プラムフィールドの子どもたちも、気づけばすっかり大きくなって、りりしい若者に。
医者や音楽家、放浪まで……!? 個性豊かな若者たちのは、それぞれの人生を歩み始めます。くすっと笑える失敗や、感動の成長物語の数々。
家族、友だちをいつくしみ、清く生きる「若草」スピリットに満ちた、四姉妹の物語、最終巻です。

















































































