
「卒園アルバム」は撮影・配慮・枚数の偏り とにかく大変!
つづいて、先輩ママたちが実際に経験した、卒園アルバムについて苦労した・大変だったエピソードの数々をご紹介します。
卒園アルバム委員を経験したママとそれ以外のママでは、どうやらモヤモヤを感じるポイントが異なるようです。
作業の負荷が高い
・不慣れなパソコン編集作業が大変でした。無償ですし、子どものためと思っても大変さが上回り、負担でしかなかったです。
まずは、卒園アルバム委員を経験したママからの「慣れない作業に負担を感じた」というリアルな体験談です。ただでさえ時間のない未就園児のママたちが、すき間時間を利用して作業することを想像すると、その大変さが少しわかる気がします。
・委員に参加してみたら、デザインのプロのママたちばかりで自分のスキルのなさにモヤモヤしました。
ほかのママと自分のスキルを比較して、モヤモヤしてしまうママもいるようです。
卒園アルバム委員が撮影まで担当
・アルバム委員の保護者は、画質のよいカメラやスマホの準備が必須でした。幸いにも我が家には一眼があったのですが、プロレベルのクオリティを求められ、撮影前は仕事もある中、徹夜で撮影方法を調べたりして大変でした……。
思わず「おつかれさまでした」と、このママにいたわりの言葉をかけたくなるようなエピソードです。カメラの準備まで必須なのは、やっぱり大変ですよね。
写真うつりや登場枚数への配慮が大変
・日常の風景にしても、写真の多い子、少ない子は出てきます。同じ数だけ登場する、よい写真を選ぶなどの配慮は意外と手間です。
卒園アルバムを手にしたら、きっと「まずは我が子」と探してしまうはず。卒業アルバム委員になったママ側は「できる限り平等に」「なるべく写りのよい写真を」と配慮して写真を選ぶようですが、これがとても大変なんだそう。
座談会に参加したママからも、こんな話を聞けました。
「卒園式以外の行事はすべて保護者が運営する園だったため、卒園アルバム用の写真も行事ごとに撮影しなければならず、大変だったと聞きました。
子ども一人ひとりの登場回数を平等にする必要もあったそうです。ふだんあまり写真に写らない子を別で撮影するといった細かな配慮が求められて、苦労が多かったようです」
このママの園では、なんと行事ごとに卒園アルバム委員が出向いて撮影し、さらに写っている枚数までそろえなければならなかったとのこと。こんな話を聞くと、もう卒園アルバム委員のママたちには足を向けて寝られません……。
我が子の写真が少ない・枚数に偏りがあった
・マンモス幼稚園だった長男は予想どおりだがほとんど写っていなかった。写っていてもとても小さかった。転居で転園し、年少・年中のころの写真には載っていなくて切なかった。
続いて、アルバムを受け取った側のママたちからのエピソードです。こちらのママは、卒園アルバムに我が子がほとんど写っていなかったそう。卒園アルバム委員のママたちの苦労を理解していても、いざ我が子の写真が少ないと、やっぱり切ない気持ちになりそうです。
・同じ子どもの写真ばかり多いことがあった。
子どもによって枚数に偏りがあったというモヤモヤも、卒園アルバムにまつわる「あるあるエピソード」のひとつのようです。
卒園アルバム委員の心配りに感動

・アルバム係のお母さんたちが、園の行事のたびに幼稚園に出向き、一枚一枚写真を撮り、それを各子どもの写っている枚数にばらつきが出ないようにすべて選定して作ってくださり、アルバムに使われなかった写真をそれぞれの園児の家族に配ってくださった。心配りが素晴らしく、またアルバムもとても素敵で感動しました。
もちろん、集まったのはモヤモヤ体験談ばかりではありません。こちらのママは、卒園アルバム委員が制作したアルバムを受け取ったときの感動をシェアしてくれました。
卒園アルバム委員のママたちの大変さ・苦労が一気に報われそうなコメントです。委員のママとアルバムを受け取る側のママ、お互いが配慮しあえるとよいですね。
手作りのあたたかみを感じた
・卒園アルバムなんて手間かけて作る必要がないと思ったが、実際手にすると手作りの温かみもよいと感じた。
このように、「実際に受け取ってみて、手作りのよさを感じた」という回答もありました。
先生との関わりあいにほっこり
・先生が喜んでくれたのが一番。
・先生たちの子どもたちへの思いを知ることができた。
・先生たちからのコメントに喜んでいて、入学式後に園長先生や担任の先生にお礼のお手紙を書いていました。
卒園アルバムを通した先生との関わり合いについてのエピソードも、多く集まりました。卒園アルバムが、ふだん伝えられない思いをお互いに伝えあうきっかけになるとよいですね。
卒園アルバムの関わり方は園によってさまざま
記事の前半では、卒園アルバムでモヤモヤしたママたちからのエピソードをたくさんご紹介しましたが、なかには「卒園アルバムは園が制作する」という幼稚園・保育園もあるようですし、卒園アルバムの制作にどれくらい親が関わるかは園によって違うようです。
委員を経験したママのなかには、
・こどもたちのために! 先生方に感謝を伝える! と、いうことが最大の目的と目標であることを忘れてなければ、大抵のいざこざは笑って過ごせますよ。
・大変なこともありましたが、卒アル委員はいい思い出になりました!
こんなメッセージをくれた方もいました。記念品としてずっと手元に残る卒園アルバムの制作にかかわるよさにも目を向けて、前向きに取り組めるとよいですね。
みなさんには、卒園アルバムにまつわる思い出深いエピソードはありますか?
コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。
コクリコラボ
コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )
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