コクリコラボでは、全3回にわたって3~5歳の「性教育」に関する記事を特集。
最終回の今回は、3~5歳で性教育を始めてよかったというママのエピソードや、おすすめの本やコンテンツのご紹介をします。
「3〜5歳児の育児の悩み」に関するアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者を対象に2022年7月13日〜2022年7月25日インターネット上で実施。
有効回答数は105件
※アンケート回答の原文をそのまま記載しています(一部抜粋・明らかな誤字等は修正のうえ記載)
コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。
未就学児の3~5歳は性教育のチャンス
今回のアンケートでは、年齢を問わず子どもを持つママの99%が性教育に興味あることがわかりました。
(子どもの性教育にママの99%が関心! いったい何から始めるのか基本を伝授)
さらに6割のママが具体的な性教育を始めておらず、さまざまなもやもやを抱えている実態も。
(3~5歳から始める? ママを悩ませる子どもの性教育のもやもや)
ユネスコの「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」によると、世界の標準的な性教育は「5歳から」です。
3~5歳でも性犯罪に巻き込まれるリスクはあるため、子ども自身が自分を守るためにも性教育はとても大切。
性に関する偏った先入観がなく、言葉が理解できるようになるこの年齢は、性教育スタートのチャンスといえるでしょう。
やってみてよかったエピソード
実際に3~5歳から性教育をしたママに「やってみてよかった」と感じるエピソードを聞いたので、ご紹介します。
◆プライベートゾーンへの理解が深まった
たくさんの声が寄せられたのは「プライベートゾーン」への理解が深まったこと。
自分自身や相手を傷つけないための最初の一歩ですね。
性器いじりなどのもやもやの解消につながったという意見もありました。
・プライベートゾーンについては人に見せたり触ったり触られたりしてはいけないと、りかいしています。(4歳・女の子、6歳・男の子)
・服の上からおまたを触る癖があったのですが、人前で触るのは恥ずかしいこと、触るときは手もお風呂できれいに洗った時だけと教えていたら最近は人前で触らなくなりました。(性別・年齢記載なし)
・弟のオムツ替えのときに、「おしりはさわらないんだよね」と再確認してきて、伝わっているなと感じました。(性別・年齢記載なし)
◆ママや相手を思いやれるようになる
3~5歳のころからママの生理や体調不良を隠さず伝えた結果、自分以外を思いやれるようになったというエピソードも。
・私自身が経血過多で体調不良になりやすく、寝込んでしまうときも、「ママしんどいとき?」と心配しお布団をかけてくれたり、水着で隠れているところはさわったらだめだよということを自ら妹に教えたりしています。(性別・年齢記載なし)
・生理のことを聞かれ「赤ちゃんのベッド」だよと恥ずかしがらずに言ったのは良かったかなとは思います(ただ本人はナプキンのことを指していると思ってますが…)。(性別・年齢記載なし)
◆タブー感なく、話せる雰囲気になる
早くから性教育を始めたことで、家庭内でのタブー感がなくなるという声もありました。
性教育の話題にオープンな雰囲気があれば、性にかんして困ったことがあったとき、子どもが親に相談しやすくなりますね。
・赤ちゃんができる仕組みなどは、基本的にごまかさず伝えられていて、本人たちの間でもまだタブー感はなく話しやすくなっているのが良いと思います。(性別・年齢記載なし)
・みんなでお風呂に入った時にお兄ちゃん達が妹との体の違いを言ってきたので、性差のことや、プライベートゾーンの話を何度もしてきたので、子供達と性の話をしても恥ずかしくない点が良い点だと思います。(性別・年齢記載なし)
おすすめの本やコンテンツを紹介
ママたちが実際におすすめする「3~5歳の性教育におすすめのグッズ、コンテンツ」をご紹介します。
いちばん多かったのはこちらの本。
子どもへの性教育を始める前に、パパやママが読んでおくべき内容とのコメントがありました。
『おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方 (MF comic essay)』(フクチマミ・著、村瀬幸浩・監修/KADOKAWA)
気軽に読めるメールマガジンとして、人気だったのがこちら。
主宰の、のじまなみ先生の本をおすすめしているママもいました。
「とにかく明るい性教育「パンツの教室」のメルマガ」
3~5歳の子と一緒に読める本なら、こちらの2冊が人気でした。
『おちんちんのえほん (からだとこころのえほん)』(やまもと なおひで・ぶん/さとう まきこ・え/ポプラ社)
題名に「おちんちん」とありますが、女の子にも大切な内容になっているそうです。
『だいじだいじどーこだ?』(遠見才希子・著/大泉書店)
プライベートゾーンの入門書とも言える内容だそうです。
またプライベートゾーンについて楽しくカードゲームで理解できる教材をおすすめしてくれたママもいました。
「プラベ」
そのほかママからのアンケートにはこんな回答も。
ぜひ参考にしてくださいね。
・アクロストンさんの本を買いました。子供が小学生くらいになったら楽しく読めるかなと思います。(年齢記載なし)
5歳を過ぎていても大丈夫!さっそく始めましょう。
さまざまなメリットがある「3~5歳からの性教育」。
もうその年齢を過ぎてしまった! というママも、ぜひ気づいたときから一歩を踏み出しましょう。
筆者の子どもも小学生。
もっと早くやっておけば……と思いながらも、ご紹介したコンテンツを参考に今日から始めようと思います。
コクリコラボ
コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )
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