誠お兄さんと「かぶきデビュー」しよう♪ 歌舞伎『あらしのよるに』が16日間たっぷり楽しめる疑似生配信が決定!〔12月28日11:00スタート〕

5000円で最大16日間見放題! 誠お兄さんがナビゲートする歌舞伎『あらしのよるに』疑似生配信」12月28日(土)11:00スタート

福尾:これまで体操一筋の人生を送ってきたので「歌舞伎」に親しみがなく、子どもの頃は、俳優さんが顔を白く塗って模様を描いている姿から「怖い」というイメージを抱いていました。でも実際に観たら「もっと早く歌舞伎に出会い、もっと早く経験してみたかった」と思うほど、歌舞伎俳優さんの迫力や伝統的な音楽に魅了されましたね。

原作の『あらしのよるに』は、僕もよく知っている絵本です。ですから、歌舞伎を観る前から「歌舞伎の世界では、がぶめいはどんなふうになるんだろう」と想像して、ワクワクしました。
※歌舞伎『あらしのよるに』ではがぶめいと役名がひらがなになります。

──絵本『あらしのよるに』で、好きなシーンはどこですか?

福尾:絵本第3巻『くものきれまに』で、オオカミのガブとヤギのメイが初めて自己紹介をするところです。「あらしのよるに」を合い言葉に再会して、2ひきで見晴らしのよい丘に出かけたのに、そのときはお互いに名乗ってなかったんです。

福尾さんの好きなシーン。「あらしのよるに」シリーズ第3巻『くものきれまに』作:きむらゆういち 絵:あべ弘士
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福尾:2ひきにとって種族や名前はあまり関係なくて、お互いに「ともだち」という思いで心がつながっているんだと感じました。

歌舞伎では、絵本7冊分のおはなしをぎゅっとまとめた、オリジナルストーリーになっています。だから絵本で読んだときとは違ったおもしろさになっていて、第2巻『あるはれたひに』で2ひきが再会したシーンが印象に残りました。歌舞伎と絵本ではおはなしの感じ方が違うんだという、発見がありましたね。

「食べちゃいたいそう」で歌舞伎ポーズに挑戦!

──歌舞伎『あらしのよるに』疑似生配信では、特典映像「食べちゃいたいそう」も観ることができます。「食べちゃいたいそう」は、どんな体操ですか?

福尾:「食べちゃいたいそう」は、楽しい音楽に合わせて歌舞伎のポーズをとって遊ぶ体操です。おなかがすきすぎたがぶが、めいを「おいしそう」と思って食べたくなっちゃうけれど、「いやいや、めいはともだちだ」とがまんするがぶになりきることができるんですよ。

主なポーズは4つあります。

「おいしそう」は、両手の人差し指をほっぺたにピタッとつけたポーズ

顔をすこしかたむけると、かわいいポーズになります。©松竹

「くいてえな」は、片足で立って「がぶっ」とおそいかかるようなポーズ

かかとをつけてつま先を少し広げた基本の立ちポーズから、右足を後ろに上げます。そのときに、上げた足のかかとがおしりのほうを向くようにするのがポイント。腕は、オオカミが獲物を襲うようなポーズで。©松竹

「いけねえよ」は、右手を顔の前で左右にふる「ダメダメ」のポーズ

右腕を顔の前に出して「いやいや」と左右に振ります。ひじを固定して、ひじから先を動かすと、歌舞伎っぽい動きに。©松竹

「ともだちだ」は、両手を胸の前でクロスさせるポーズ

両手を胸の前でクロスさせて、体をかたむけてニッコリ! ©松竹

福尾:ほかにも、左右のジャンプや、めいのおしりを表現した「おしりふりふり」があります。どれも真似しやすいポーズなので、映像を観ながらいっしょに体を動かしてみましょう! 簡単そうに見えますが、実はジャンプや腕ふり、片足ポーズなど、いつもと違う筋肉を使うので、1回やると軽く汗をかくくらいの運動量があります。だから、年末年始のお休み中の、運動不足解消にもってこい。

最後には、歌舞伎の重要な場面で、登場人物の気持ちが盛り上がったときにとる「見得」のポーズがあります。両足を前後に開いて、右手を後ろに、左手のこぶしを胸の前に置くだけのポーズですが、かっこよく決めるのがなかなか難しいポーズです。

「見得」のポーズ

何度も挑戦して、自分なりのかっこいいポーズを探してみよう! ©松竹

福尾:僕もたくさん練習しましたが、歌舞伎『あらしのよるに』でがぶを演じている中村獅童さんのようにかっこよく決めるには、何十年という修行が必要だと感じました。でもこの体操では、みんながそれぞれ「かっこいい」と思うポーズでOK! 実際にやってみてから、もう一度歌舞伎の本編映像を観ると、かっこよさの違いがわかると思います。

──「食べちゃいたいそう」をより楽しむ方法はありますか?

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