さかなクンと一緒に考える【プラスチックごみ問題】深刻化する海洋ゴミの実態とは?

「プラギョミ漁」で“ギョギョギョッ!”な発見 『さかなクン探究隊』活動レポート第3弾

「プラギョミ0プロジェクト」のパンフレットに掲載されている海洋プラギョミ図鑑。みんなどこか物悲しそうに見える捨てられて海を漂うプラギョミたち。(参考:https://sdbe.or.jp/puragyomi-zero/)
ⒸSDBE
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一見ごみひとつない美しい砂浜に見えても……

「がんばってたくさんギョミを拾うぞ~」プラギョミ漁への意気込みはバッチリ!

いよいよ「プラギョミ漁」がスタート。350人を超える参加者が、由比ヶ浜の砂浜に広がり、手分けしてギョミを拾っていきます。一見した限りでは、ごみひとつ落ちていなさそうな美しい砂浜ですが、しゃがみこんで足元をじ~っと見てみると、明らかに自然のものではない、プラスチックやガラスの破片、ゴム、タバコ、釣り道具の残骸などが次々に見つかりました。それらを分別しながら回収していきます。

探究プロジェクトの講師である東京海洋大学の内田圭一教授と清水悦郎教授も今回のビーチクリーンに参加してくださいました。隊員たちはなにか見つけるたびに先生方に自分が拾ったものを報告したり、どうしてそのギョミがこの砂浜にたどりついたのかを推測したり、真剣に、かつ楽しみながらビーチクリーン活動に励んでいました。

質問したり、相談したり。清掃活動をしながらいろんなことを考えたという隊員たち。
楽しくリズミカルに砂をふるいながら、小さなプラスチックギョミを取れる「シャカシャカ」は、ビーチクリーン活動のために、Hondaが開発し、さかなクンが命名。
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