子どもと新型コロナ　小２長男が小児ワクチン接種　副反応は？〔忽那先生の解説付き〕

小２長男が１回目ワクチン接種（22年５月）。しかし７月にコロナ感染しました。そんなママライターによる、ワクチンと感染の実録ルポをお届けします。また、当時の母子の判断・行動を感染症専門医・忽那賢志先生に解説していただきました。２回目は、接種日当日と翌日の副反応、そして長男の様子と家庭での過ごし方について。

ママライター・秋音ゆうさんファミリーは、小２、４歳、２歳の三兄弟とパパの５人家族。東京で暮らしています。

パパとママは長男Ａくんと話し合った末、小児コロナワクチンを打つと決意。予約に四苦八苦しましたが、2022年５月30日に接種することになりました。しかし、大の注射嫌いのＡくんは、予定より接種日がかなり先になってしまったこともあり、定まっていたはずの気持ちが、「注射、いやだな」と逆戻り。

Ａくんの接種日の様子や、接種後の副反応はどうだったのでしょうか？　当時の秋音ファミリーの様子をお伝えします。
（全３回の２回目。１回目を読む）

2022年５月30日。いよいよ接種日当日です。当日は、朝から親子共に少し緊張気味。

長男は大の注射嫌いであることに加え、苦手なことや嫌なことが頭の中で誇大化してしまうタイプなので、ワクチンのことを言いすぎるのは逆効果。当日の朝は「今日は学校から帰ったら注射あるからね〜」と軽く伝えました。

そして午後。いつもは放課後クラブに行く長男ですが、この日は授業が終わったらすぐに学校から帰ってきました。予約時間が18時からだったため、帰宅後はおやつを食べたりして時間までのんびりと。

接種日当日の注意事項として、ワクチン接種するときは、すぐに肩が出しやすい服装を意識して、長男は半袖のＴシャツを着用。当日の持ち物は、保険証などの本人確認書類、自治体より郵送されてきた封筒（接種券や予診票が送られてきた封筒）の中身一式を持参しないと接種できないので、忘れないように気を付けました。

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パパは塾講師なので、夜はずっと仕事で不在。長男と弟２人を連れて、車でかかりつけの小児科へと向かいました。

病院では個人接種のため、普段の通院と変わりなく、受付で体調の確認などを済ませていきます。

・接種前２週間の期間に発熱や風邪症状がなかったか
・同居家族に新型コロナウイルスに感染した人はいないか
・同居家族に発熱や風邪症状がなかったか

などを確認してから検温。当日、本人が37.5度以上の発熱や体調不良の場合はワクチンを接種することができません。もし通院前に発熱している場合は、接種先に事前の連絡が必要となります。

長男はすべて問題がなかったので、スムーズにワクチン接種まで辿り着きました。

ちなみにこの日接種するのは、ファイザー株式会社製の「コミナティ筋注（５〜11歳用）」というワクチンです。ワクチンは利き腕ではない、左腕に打つことにしました。

かかりつけ医は優しく、明るい雰囲気の小児科専門の先生。しかし腕を消毒され、注射針が目の前に現れると、長男は顔を引きつらせてしまい……。

「あ、これは打てないかな……？」と心配になったとき、２歳と４歳の弟たちが「にぃにぃ、がんばれー！」と応援。

その瞬間にチクッ。

長男は、想像していたような痛さではなかったことと、一瞬で大嫌いな注射が終わったことに安堵の表情を見せていました。

しかし、親の私（ママライター秋音ゆう）にとってはここからが緊張の始まりです。

接種後は、大人のコロナワクチン接種と同じように、30分ほど様子を見るため別室で待機。

幼い弟たちにとって、この30分はとても長く、動きたい盛りの２人をどうにか落ち着かせることがとにかく大変！　すぐに「にぃにぃー！」と、長男のほうに行こうとするので、待機中の長男の安静を守りたい私は、とにかく必死で弟たちの相手をしていました。