結果は不合格 志望校に行けなかった息子
その後も息子は勉強を続け、気づけば受験当日を迎えていました。
私は最後まで、息子の頑張りを見守ることしかできませんでした。本当は「もう十分頑張ったよ」と伝えたい気持ちもありましたが、息子の挑戦を応援するしかなかったのです。
しかし、結果は不合格。息子は、これまでの人生で初めての大きな挫折を経験することになりました。合格発表の日から、息子は自分の部屋に閉じこもるようになり、家族とは一言も話さなくなってしまいました。元気で明るかった息子はどこへいってしまったのか。
あまりの変わりように、私は戸惑いましたが、ふと思ったのです。家族が息子にずっと投げかけてきた「あなたならできる」という言葉が、もしかしたら息子を追い詰めてしまったのではないかと。もちろん励ましの言葉ではあったけれど、その言葉のせいで息子は「できない」と言い出せなくなっていたのかもしれない。
希望する高校に合格できなかった息子は……。
文/構成・橘サチ
後編は明日公開!
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