
夏旅行で超役立つ1冊! 子どもが夢中になる“遊べる絵本”3選[絵本専門店の書店員が選出]
子どもの本のプロが選ぶギフト絵本 #23~遊べる絵本~ (4/4) 1ページ目に戻る
2026.08.09
ブックハウスカフェ店長:茅野 由紀
らくがきをして自分だけの絵本を完成させよう
最後にご紹介するのは、『らくがき絵本 五味太郎50%』(ブロンズ新社)。絵本作家・五味太郎さんの『らくがき絵本』シリーズの1作目として、1990年に発売されたロングセラー絵本。世界中で翻訳され、たくさんの子どもたちに愛されている一冊です。
この作品が画期的なのは、絵本に直接らくがきができるところ。五味さんの描きかけの絵と、「かおをかきましょう」「ふくにもようをかきましょう」「ごちそうをかきましょう」などとお題が記されていて、絵を描き足したり、色を塗ったりして“自分だけの絵本”を完成させるのです。イチから絵を描くのとは、また違ったおもしろさを味わえます。
ベースとなる絵はバリエーション豊富で、五味さんからのお題もユニークでワクワクするものばかり。中には「とうめいにんげんを、かきましょう」「かきそうな絵を、かきましょう(この人たちがかきそうな絵を予想して、かきましょう)」など、子どもの創造性を刺激するお題も。
「らくがきを思いっきり自由に楽しんでほしい」「私が考えていた以上のアイデアで描いてほしい」、そんな五味さんの想いが伝わってくるようです。
全368ページとボリュームがあり、図鑑のような厚さですが、描きやすい再生紙を使っているため、さほど重さは感じません(きっとこの軽さも、デザインのひとつなのでしょう)。らくがき帳と絵本の2冊を持っていくことを考えれば、十分にお出かけのお供の選択肢になると思いますよ。
大人も一緒にらくがきができて、楽しみ方は無限大。完成した絵本は、お子さんの大切な“成長の記録”としても残るので、プレゼントにぴったりではないでしょうか。
*対象年齢 およそ2さいくらいから
取材・文/星野早百合
【関連書籍】

講談社の動く図鑑 MOVE 恐竜 つよいぞ! ティラノサウルスと トリケラトプス いっぱい シールブック
発売日:2024/03/26
価格:定価:本体864円(税別)



星野 早百合
編集プロダクション勤務を経て、フリーランス・ライターとして活動。雑誌やWEBメディア、オウンドメディアなどで、ライフスタイル取材や著名人のインタビュー原稿を中心に執筆。 保育園児の娘、夫、シニアの黒パグと暮らす。
編集プロダクション勤務を経て、フリーランス・ライターとして活動。雑誌やWEBメディア、オウンドメディアなどで、ライフスタイル取材や著名人のインタビュー原稿を中心に執筆。 保育園児の娘、夫、シニアの黒パグと暮らす。





































茅野 由紀
1万冊を超える絵本を取り揃えた、子どもの本専門店「ブックハウスカフェ」(東京・神保町)店長。2005年から絵本の世界に携わり、20年。新聞などのメディアで書評やコラムを連載するほか、教育機関で講師も務める。2児の母。 ●ブックハウスカフェ
1万冊を超える絵本を取り揃えた、子どもの本専門店「ブックハウスカフェ」(東京・神保町)店長。2005年から絵本の世界に携わり、20年。新聞などのメディアで書評やコラムを連載するほか、教育機関で講師も務める。2児の母。 ●ブックハウスカフェ