「おばけずかん」累計200万部突破 「人気シリーズ41巻」から「3冊」を編集者が選んだ! 超オススメは「ゆうえんち」「ふゆ」「いちにちじゅう」

おばけずかん担当編集者直撃インタビュー 後編

ライター:中村 美奈子

①『テーマパークのおばけずかん メトロコースター』

『テーマパークのおばけずかん メトロコースター』作:斉藤洋/絵:宮本えつよし(講談社)

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ポイント:宮本先生がノリノリで描いた!

「テーマパーク」って、子どもも大人も好きな場所ですよね。「おばけずかん」シリーズは、「がっこう」や「レストラン」など、身近な場所を舞台にしたおはなしが多いので、この一冊は、少し毛色が違う場所がポイントです。

レトロでちょっぴりアヤシイ雰囲気が、おはなしにピッタリ! 宮本えつよし先生が、ノリノリで絵を描いていたことが印象に残っています。

ポイント:パスを買うところから家に帰るまで1日遊べる!

この本は、パスを買って、アトラクションで遊んで、お土産を買って帰るまでの1日の行動が、順番におはなしになっています。つまり本を読むと、「テーマパーク」に行って帰ってくるまで、丸ごと体験できちゃうのです!

ポイント:最恐クラスのおばけ「メトロコースター」

「おばけずかん」シリーズの本は、裏表紙に「おばけカード」のイラストが必ずあります。

登場するおばけたちを3つのパラメーターと「★」の数であらわしている「おばけカード」

「めずらしい」「あぶない」はすべてのおばけ共通のもので、3つめは、おばけごとにちがうパラメーターを、実は私が作っています。おばけたちの性格や特ちょうが、子どもたちに伝わるといいなという気持ちで、いつも楽しく考えています。

「★★★」が最恐なのですが、この本には3つのパラメーターすべて「★★★」の最恐おばけ「メトロコースター」が登場!

最恐おばけメトロコースター『テーマパークのおばけずかん メトロコースター』より

「あぶない」の基準は、生きて帰ってこられるかどうかです! 二度と戻れないとか、食べられる、というパターンが一番「あぶない」ので、「メトロコースター」は「★★★」になっています。

ちなみに、「10年パス」も、使うと帰れなくなりますが、10年という期限があるので「★★」です(笑)。

2冊目は「冬」をテーマにした新おばけがたくさん登場!

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