
「おばけずかん」累計200万部突破 「人気シリーズ41巻」から「3冊」を編集者が選んだ! 超オススメは「ゆうえんち」「ふゆ」「いちにちじゅう」
おばけずかん担当編集者直撃インタビュー 後編
2025.08.22
ライター:中村 美奈子
②『ふゆのおばけずかん ばつひので』

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ポイント:発想の転換から生まれた新おばけ!
おばけが出るのは「夏」が定番ですが、あえて「冬」をテーマにしてみた本です。冬はイベントがたくさんあるので、斉藤先生も宮本先生も楽しく描いてくださって。
よい意味で「夏」の常識を超えて、アップデートにつながった一冊です。
ポイント:あまりのバカバカしさが逆に大ウケ!
「おばけずかん」にはいろんなおばけが出てきましたが、「初日の出」ならぬ「ばつひので」は、あまりのネーミングと設定にみんなが大笑い!
というのも、「初日の出」の形は○ですが、「ばつひので」は×。ちゃんと太陽のように光っていて、宮本先生の絵がみょうに神々しいんですが、「ブー」というブザー音があるのがおかしくて!
「ピンポーン」を3回言うという撃退方法も、おばけらしくていいなと思います(笑)

ポイント:始まりも終わりもサンダークロース?
冬休みの始まりはクリスマス。だから「ふゆのおばけずかん」もサンタクロースならぬ、サンダークロースから始まります(笑)。絵を見るとわかりますが、純和風! なぜこの姿なのかは、本を最後まで読むとわかりますよ。

一緒にやってくる友だちがいるのですが、ふたり合わせると別の名前に変わります。どんな名前に変わるのかは、本を読んで確認してみてくださいね!
斉藤先生は原稿が速い!
ちなみに斉藤先生は、原稿を書くのがとても速いです。特に印象に残っているのが、『びょういんのおばけずかん おばけきゅうきゅうしゃ』。付き添いで行った病院で待っているときに、3時間くらいで書いたと言っていました。
待合室にいるとまわりはアイデアのヒントだらけなので、スピードアップしたのかもしれませんね。

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