もうすぐ入学式　「絵本ナビ」が厳選する　新１年生に贈る絵本３選

年間2000万人が利用する絵本情報サイト「絵本ナビ」の編集者が選ぶおすすめの絵本や児童書を季節のテーマに合わせて紹介していくこの連載。たくさんの絵本や児童書の中から、絵本のプロが選んだとっておきの３冊をご紹介します。

第21回４月の前半は、新１年生に贈る絵本をご紹介します。

春から新１年生になる子どもたちへ向けて、小学校の様子をゲーム感覚で知ることができる絵本や、リアルな写真で伝えてくれる絵本など、バラエティ豊かに選びました。

絵本のなかのなかまたちが、ドキドキ、ワクワクの小学校生活を楽しくスタートできるよう後押ししてくれますよ。

幼稚園に行っていたときみたいに、朝待っていてもバスは来ません。

えっ、どうやって小学校へ行くの？　小学校ってどんなところなの？　授業って難しいのかな？　給食っておいしいの……？　小学校の１日の生活がすべてわかる一冊！

入学を控えて、不安や期待が入り交じった新１年生にこそ読んでもらいたいこの絵本。小学校の様子を描いたり、お話があるだけでなく、迷路や、間違い探し、数当てクイズ、探し絵など、遊んで学べる「小学校ハウツー絵本」です。

楽しみながら、「小学校というところは、なかなか面白そうだぞ」なんて思えたらいいですよね。幼稚園との違いも学びながら、小学校がもっと身近に感じられますように。

はじめてのクラス、はじめての学校、みんなどきどきするものだけど……学校だってどきどきしてるって知っていた？

学校がちょっぴり怖い子、苦手な子、いやだなあと思う子たちも、こんな学校だったら、ちょっと面白いんじゃない？

はじめて新しいクラスに入るとき、新しい学校に行くとき、子どもはみんなどきどきして、ちょっぴり不安を感じるもの。でも実は、学校のほうも不安で心配でしかたなかったとしたら!?　

思いもよらない視点から描くこの絵本。学校といっしょに、どきどきして、切なくなって、げらげら笑って。「学校って、もちろん楽しいことばかりじゃないけど、でもやっぱり楽しいかも」と思えたらもう大丈夫かな。

登校、朝の会、国語、算数、休み時間……と、小学校１年生のクラスの１日を追った画期的な写真絵本！　教室を定点で追うなかで、忘れものしたり、いたずらしたり、と楽しいストーリーが展開します。

小学校って、どんなところだろう･･････？　そんな不安を解きほぐしてくれるのが、写真家の川島敏生さんの絵本『１ねん１くみの１にち』です。

教室のなかでは、いたずらしたり、友だちとはしゃいだり、ときには失敗して落ち込んだり、生き生きと時間を過ごす子どもたちの様子がリアルに描かれます。学校の一日の雰囲気がわかりますし、自分の学校とくらべてみても楽しめそうですよね。

ひとりで学校いけるかな？　友だちはできるかな？　ずっと座っていられるかな？　子どもたちだけでなく、パパ・ママも不安がいっぱいの新１年生！

知らないものはこわいけど、少し知っているだけで不安は減らせるもの。さまざまな学校の様子を伝えてくれる絵本は、新１年生の強い味方です。絵本を読んで、これからはじまる小学校生活を、明るい気持ちでスタートしてもらいたいですね。

学校が楽しくなるよう後押ししてくれる絵本は、入学プレゼントとしてもおすすめですよ。

レビューは絵本ナビサイトからの抜粋です。

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