3歳から 「絵本ナビ」が厳選する  クリスマスに読みたい絵本3選

絵本の情報サイト「絵本ナビ」編集部が選ぶ クリスマス目前の時期に読みたい絵本

写真:アフロ

12月の絵本 クリスマスに読みたい絵本

年間2000万人が利用する絵本情報サイト「絵本ナビ」の編集者が選ぶおすすめの絵本や児童書を季節のテーマに合わせて紹介していくこの連載。たくさんの絵本や児童書の中から、絵本のプロが選んだとっておきの3冊をご紹介します。

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第14回12月の後半は、「クリスマスに読みたい絵本」をご紹介します。

大人も子どももワクワク! 楽しいクリスマスを盛りあげるとっておきの絵本を3冊選びました。

クリスマスの意味をひも解く絵本や装丁が美しい絵本の数々は、クリスマスギフトにもぴったりです。

3歳〜「100にんのサンタクロース」裏表紙にも秘密が! お気に入りのサンタを探そう!

「100にんのサンタクロース」谷口 智則/作 文溪堂(2013年11月刊行) 定価:1,650円(税込)

あらすじ

ここは100人のサンタクロースがすむ街。1年間かけてクリスマスの準備をしています。

そしてみんなと同じように、クリスマスを楽しみにしています。プレゼントを配り終わった後、サンタクロースたちだけの楽しみがあるからです!

絵本ナビのすすめる「100にんのサンタクロース」のみどころ

子どもたちが大好きなサンタクロースの絵本。個性豊かで愛嬌たっぷりなサンタさんが100人も登場するなんて、みんな大喜びしちゃいますよね。

サンタさんたちの住んでいる家や洋服も、びっくりするほどかわいいんです。

作者は日本だけでなく海外でも活躍されている谷口智則さん。

愛らしいキャラクターやあたたかな色合い、そして絵本のなかに入ってみたくなる雰囲気がとっても魅力的です。クリスマスのギフトにおすすめの一冊です。

読者のレビュー

どのサンタがお好み?
100人のサンタクロースが住む街で、サンタクロースの1年の過ごし方を描いたお話です。

クリスマスに向けて準備をする様子や、プレゼントを配り終えた後のサンタクロースのお楽しみが、可愛らしいイラストで表現されていました。

表紙裏に100人のサンタクロースの顔と名前が載っているので、自分好みのサンタクロースを見つけるのも楽しいと思います。

(さくら嵐♪さん・30代ママ)

4歳~「クリスマスってなあに」 シンプルでおしゃれ! ミッフィーの作者が伝えるクリスマスの意味とは?

「クリスマスってなあに」D・ブルーナ/著 舟崎 靖子/訳 講談社(1982年10月刊行) 定価:1,100円(税込)

あらすじ

みんなが寝静まった静かな夜、光のなかに現れた天使が、羊飼いたちに、ベツレヘムの馬小屋で神様の子どもが生まれたことを伝えます。

イエス・キリストの誕生の物語を通して、クリスマスの本来の意味を伝える絵本。

絵本ナビのすすめる「クリスマスってなあに」のみどころ

クリスマスって、何の日? サンタさんからプレゼントをもらってケーキを食べる日? どう説明してあげるか悩む前に、まずはこの絵本をどうぞ。

わかりやすい言葉と、親しみやすいディック・ブルーナの絵でキリスト誕生の物語が丁寧に描かれています。小さい子にも、クリスマスをお祝いする意味を伝えられる絵本です。

横長サイズのおしゃれな装丁も特別な感じがして、飾っておきたくなりますよね。

読者のレビュー

ブルーナさんのクリスマス絵本
クリスマスシーズンになると、クリスマスに関する絵本を読んであげたくなります。
その中でも、大好きなブルーナさんのクリスマスのお話は、お気に入りです。

イエスが馬小屋で誕生するお話を、ブルーナさんのかわいい絵で読むことができます。
表紙の天使がとっても可愛いんですよ。

こどもたちも、見慣れたブルーナさんの絵なので、ほかのキリストの絵本よりも、受け入れやすいようです。
色も綺麗で、絵本の形も少し横長く、ほかの絵本にはないサイズなので、特別な絵本という気がして、大切にしています。
(トケイソウさん・30代ママ)

5歳〜「テオのふしぎなクリスマス」ひとりぼっちのクリスマスイブ 流れ星への願いは……?

「テオのふしぎなクリスマス」キャサリン・ランデル/文 エミリー・サットン/絵 越智 典子/訳 ゴブリン書房(2017年10月刊行)定価: 1,650円(税込)

あらすじ

クリスマスイブの日、ひとりぼっちのテオは、窓の外をながめて流れ星に、いのりました。

だれか、いっしょにいてください!

すると、ツリーの上で、古ぼけたクリスマスのかざりが動きだし……。

絵本ナビのすすめる「テオのふしぎなクリスマス」のみどころ

日常のなかで、ほんとうに大切なものは何かに気づかせてくれる物語。

読み応えのあるストーリーだけれど、愛らしく、カラフルで華やかなイラストがすべての場面を彩りながら進んでいくので、ちっとも長さは感じません。

表紙はまるでツリーの飾りのようにキラキラとひかり、表紙カバーをはずせばさらに驚きの装飾が入っている素敵な装丁は、もちろんギフトにもぴったりです。

読者のレビュー

素晴らしい絵
クリスマスイブの夜を、一人きりで過ごすテオの姿を見て、胸が痛みました。

子供にとっては楽しくてたまらない1日のはずなのに「ひとりぼっちじゃなく、いられますように」が願いだなんて、あまりにも寂しすぎます。

個性的なオーナメント達と賑やかな冒険をしている様子を見ながらも、心のどこかでテオへの同情を感じてしまいましたが、最後には本当のハッピーエンドも待っていてホッとしました。

エミリー・サットンさんの絵が素晴らしく、ページをめくるのが楽しみでたまりませんでした。
特に、見開きいっぱいに描かれているページの数々は、思わずため息が出てしまうほどです。

クリスマスの、新たな定番絵本となることでしょう。
(miki222さん・40代ママ)

クリスマスギフトにも! 飾りたくなる美しい絵本

クリスマスの由来を優しいイラストで届ける絵本から、個性豊かなサンタさんたちが活躍する物語、美しく優しいおもちゃが動き出すお話まで、心温まる絵本がもりだくさん。

華やかなクリスマスシーズンの高揚感は、大人でも特別なもの。

クリスマスギフトを考えているかたにも、美しい装丁が施されている絵本は、特別なプレゼントになるでしょう。

インテリアとして飾っても素敵な絵本を子どもや親しい人にプレゼントして、ワクワクするクリスマス気分をさらにもりあげてみませんか。

レビューは絵本ナビサイトからの抜粋です。

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