おうちで作ろう! 身近な材料でできる、子どもの日の簡単手づくりおもちゃ第2弾
『東京おもちゃ美術館』に教えてもらうおもちゃ作り 第4回 画用紙とラップの芯を使おう
2021.05.03
おもちゃコンサルタント:貝原 亜理沙
手づくりおもちゃ企画第2弾! おうち時間が長くなっている今、お子さんと一緒に手づくりおもちゃを作ってみてはいかがでしょうか? 紙皿やペットボトル、牛乳パックなど、おうちにある材料で簡単に作れるおもちゃの作り方を、今回も『東京おもちゃ美術館』の貝原亜理沙さんに教えてもらいました。シリーズ4回目となる今回は、5月5日子どもの日に飾れる鯉のぼりと、小さなお子さんでも簡単に作れるおもちゃをご紹介します。
自分だけの「あみあみ鯉のぼり」をつくろう!
【用意するもの】
・鯉のぼりの仕上がりサイズの画用紙 1枚(今回は横19cm×縦9cm程度)
・鯉のぼりのうろこの部分の画用紙 3枚(今回は幅2cm程度)
※仕上がりサイズはお好きな大きさでOK
・わりばし 1本
・たこ糸 2本
・目打ち ※目打ちがない場合は先の尖ったものであればOK
・はさみ
・マジックペン
・のり
【作り方】
①長方形の画用紙を2つ折りにする。(写真左)
②2つ折りにしたら、画用紙の端の部分を1cmくらい折り返して、折り目をつける。(写真右)
③2つ折りにしたまま、折り目の線の部分までうろこの下絵を書く。(写真左)
④下絵のとおりにはさみで切る。(写真右)
【ポイント】
うろこの下絵は波模様にしたり直線にしたりと自由でOK。切って画用紙を編んでいくと、それぞれ違うデザインになって楽しいですよ!
※はさみを使うときは、必ず大人が見ててあげてください。
⑤切った画用紙を広げ、切り込みに細長い画用紙を通して、3本の画用紙が互い違いになるように編んでいく。(写真左)
⑥細長い画用紙のはみ出した部分を切り取り、のりで貼る。(写真右)
⑦目や尾びれなどに好きな絵を描いていく。(写真左)
⑧画用紙に目打ちで2箇所穴をあける。(写真右)
※穴を開ける作業は必ず大人がやってください。
⑨たこ糸でわりばしに結ぶ。(写真左)。
【ポイント】
たこ糸は半分に折り、折った部分を穴に通すと簡単です。通して輪になった部分をわりばしに結ぶとしっかり固定できます。(写真右)
【完成!】
切り込みに通す画用紙の色によって、さまざまな色合いの鯉のぼりに! また、わりばしではなく、木の枝などに結んでも素敵な仕上がりになりますよ。
赤ちゃんも楽しい! 「いないいないバー」
【用意するもの】
・ラップの芯 2本
・色画用紙
・丸ゴム 1本
・はさみ
・マジックペン
・木工用ボンド
・両面テープ
【作り方】
①色画用紙の両端に両面テープを貼り、ラップの芯に色画用紙を巻きつける。(写真左)
【ポイント】
ラップの芯の上からかぶせるようにまっすぐ合わせると、ズレずに貼れます。(写真右)
②動物や果物など、好きな模様やイラストを色画用紙で作り(写真左)、半分に折って切る(写真右)。
③色画用紙で作った模様やイラストを、2本の筒を合わせたときに左右対象になるようにボンドで貼る。(写真左)
【ポイント】
ボンドはたっぷりつけてしまうと乾きにくくなるので、指で薄く伸ばすと凹凸がなくキレイに仕上がります!(写真右)
④筒に丸ゴムを通し、少しだけきつめにして結び、結び目を筒の中に隠したら完成!
【ポイント】
丸ゴムはできあがりの長さよりも長めに用意しておくと、お子さんでも結びやすいですよ!
【完成!】
「いな~い、いな~い」
「ばあ!」
パカッと開いたところから「いないいないバー!」と顔を出して遊ぼう!
今回ご紹介した手づくりおもちゃは、はさみや目打ちを使う部分を大人がサポートしてあげれば4~5歳ぐらいの子どもなら自分で作ることができます。季節の行事のおもちゃを一緒に作ることで、楽しい思い出も作れますよ!
第5回は、第1弾でも大好評だった、紙皿と紙コップの手づくりおもちゃをご紹介します。どうぞお楽しみに!
東京おもちゃ美術館
赤ちゃんからお年寄りまでの多世代がおもちゃを通じて豊かな出会いと楽しみを体験できる美術館。『おもちゃこうぼう』では、おうちにある材料と道具だけでもできるてづくりおもちゃを作れるワークショップなどを開催中。
取材・文 石本真樹
貝原 亜理沙
美術館での調査研究の仕事、絵画造形教室の講師などを経て、2017年から『東京おもちゃ美術館』に勤務。身近な材料でできる手づくりおもちゃのワークショップを行う”おもちゃこうぼう”と、美術館に収蔵されている、100カ国・10万点にもおよぶ収蔵品の管理を担当している。
美術館での調査研究の仕事、絵画造形教室の講師などを経て、2017年から『東京おもちゃ美術館』に勤務。身近な材料でできる手づくりおもちゃのワークショップを行う”おもちゃこうぼう”と、美術館に収蔵されている、100カ国・10万点にもおよぶ収蔵品の管理を担当している。