不登校10年から起業家! ゲーム家庭教師がすすめる「不登校の練習」

「ゲムトレ」代表・小幡和輝さん「ゲームは子どもの味方」#1~不登校とゲーム~

起業家・作家:小幡 和輝

学校が嫌になったら不登校の練習を

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文部科学省が2021年に行った調査(※1)によると、小・中学校における不登校の児童生徒数は、19万6,127人と過去最多。不登校児は、年々増え続けています。
※1=文部科学省 「令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査

小幡さんは「不登校児への対応はそれぞれで正解はない」と前置きをしつつも、まずは“不登校の練習”をしてみること提案します。

「もし、子どもが学校に行きたくないと話したら、不登校の練習を親子でやってみてはどうでしょうか? 

土曜日の朝9時から夕方まで子どもがひとりで勉強してみて、自分でやるのはラクなのか、大変なのか、親子で試してみて考えればいいと思います。一度試してみると、実際の生活の想像がつきますから」(小幡さん)

近年は、新型コロナウィルス感染症拡大の対策もあって、リモートでの授業や、勉強をサポートするアプリが充実しています。「家で勉強をする方法」だけを探せば、確かに多くの手段があります。

「ホームスクールは、スタディサプリで十分。学校で、机に座って授業を聞かなくてもいいじゃないですか。勉強ができる環境は選べる時代です。

それより、子どもたちの『好き』を大事にして、夢中になれることに存分に取り組ませてあげることが大切だと思います。その好きなことがゲームであるのならば、『ゲムトレ』が応援できます」(小幡さん)

学校に居場所がないのに行かなければならない状況は良くない、と小幡さん。大好きなゲームを仕事にするまでを聞きました。 Zoom取材にて

次回は、小幡さんが立ち上げた「ゲムトレ」について。「誰から、どんなことを教えてもらえるの?」など、詳しくお話をおうかがいします!


取材・文/遠藤るりこ

※小幡和輝さんインタビューは全3回。2回目は、22年4月11日公開、3回目は4月15日公開予定です(公開日時までリンク無効)。

#2 朝ゲー推奨!「ゲムトレ」教師がフォートナイトを子どもに教えるワケ
#3 子どもとゲームの良好な関係性 不登校歴10年のゲーム家庭教師のポリシー

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おばた かずき

小幡 和輝

Kazuki Obata
起業家・作家

1994年和歌山県生まれ。ゲームのオンライン家庭教師「ゲムトレ」代表。「#不登校は不幸じゃない」発起人。約10年間の不登校を経験。当時は1日のほとんどをゲームに費やし、トータルのプレー時間は3万時間を超える。その後、高校3年で起業。SNSのプロモーション企画やイベント事業などを行う。 ダボス会議を運営する世界経済フォーラムより、世界の若手リーダー『Global Shapers』に選出。2019年10月より、日本初、ゲームのオンライン家庭教師「ゲムトレ」を立ち上げる。 著書『学校は行かなくてもいい 親子で読みたい「正しい不登校のやり方」』(エッセンシャル出版社刊)、『ゲームは人生の役に立つ。〜生かすも殺すもあなた次第』(エッセンシャル出版社刊)、『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方』(小学館刊)など。 小幡和輝オフィシャルブログ 「ゲムトレ」

1994年和歌山県生まれ。ゲームのオンライン家庭教師「ゲムトレ」代表。「#不登校は不幸じゃない」発起人。約10年間の不登校を経験。当時は1日のほとんどをゲームに費やし、トータルのプレー時間は3万時間を超える。その後、高校3年で起業。SNSのプロモーション企画やイベント事業などを行う。 ダボス会議を運営する世界経済フォーラムより、世界の若手リーダー『Global Shapers』に選出。2019年10月より、日本初、ゲームのオンライン家庭教師「ゲムトレ」を立ち上げる。 著書『学校は行かなくてもいい 親子で読みたい「正しい不登校のやり方」』(エッセンシャル出版社刊)、『ゲームは人生の役に立つ。〜生かすも殺すもあなた次第』(エッセンシャル出版社刊)、『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方』(小学館刊)など。 小幡和輝オフィシャルブログ 「ゲムトレ」

えんどう るりこ

遠藤 るりこ

ライター

ライター/編集者。東京都世田谷区在住、三兄弟の母。子育てメディアにて、妊娠・出産・子育て・子どもを取り巻く社会問題についての取材・執筆を行っている。歌人・河野裕子さんの「しつかりと 飯を食はせて 陽にあてし ふとんにくるみて寝かす仕合せ」という一首が、子育てのモットー。 https://lit.link/ruricoe

ライター/編集者。東京都世田谷区在住、三兄弟の母。子育てメディアにて、妊娠・出産・子育て・子どもを取り巻く社会問題についての取材・執筆を行っている。歌人・河野裕子さんの「しつかりと 飯を食はせて 陽にあてし ふとんにくるみて寝かす仕合せ」という一首が、子育てのモットー。 https://lit.link/ruricoe