緑色のチョウや巨大グモに遭遇! 感動と驚きのオンライン離島プライベートツアー

〔オンラインツアー&工場見学〕沖縄・座間味島のプライベートツアー(後編)

阿部 真奈美

ガイドが狂喜乱舞! 巨大&希少な虫が2連発!

「おー、これはでかい!!」(大坪さん)

ゴールまでもう少しという地点で、大坪さんが驚きの声を上げます。
私に昆虫は大丈夫かと確認を取ったあと、見せてくれたのは……

胴体だけでも約5センチはあろうかというオオジョロウグモ! 長い脚まで含めたら、20センチは下らない大物です。

黒×黄色の配色が美しい、日本最大のクモ・オオジョロウグモ。

「この大きいクモがメスで、オスはすごく小さいんですよ。巣の中にいる、赤い点々が見えますか?」(大坪さん)

大きな巣の中にポツポツと点在している、1センチにも満たないオス。

このオオジョロウグモの巣は、直径1メートルを超えているという大きさ。メジロくらい小さな鳥だと、この巣にひっかかってしまうといいます。

あとは展望台から絶景をのぞめば、ツアーも終わりだという時、オオジョロウグモを見つけた時よりさらに大きく、切迫した声で、大坪さんが叫びます。

「激レアいた! 僕もまだ2回しか見たことがない緑のチョウです!!」(大坪さん)

こちらが大坪さんを大興奮させた緑色のチョウ、イワカワシジミ。羽の裏側が緑色をしている、珍しい種類です。

西日が激しく、全体的に白っぽく見えますが、羽のふちに緑色が浮かび上がっています。
羽をたたんだ後ろ姿で、まさに飛び立とうという瞬間。葉っぱではないのです!

オオジョロウグモがこのツアーのクライマックスだと思いきや、まさかゴール手前でこんな展開があるとは。大坪さんの興奮をひしひしと感じ、それだけ希少なチョウだったのだと実感します。

興奮が収まらないまま、ゴールの展望台に到着。
あれが見たい、これはできますか? 等とリクエストをしまくりながら、ここまで約1時間。海も陸も、大充実の内容でした。

展望台のある高月山の正面に見える安護の浦(あごのうら)湾。

大坪さん曰く、「僕のウォーキングにつきあってもらっている感覚」だという、このプライベートツアー。

参加者のリクエストに応えるのを前提としつつ、ときに目についたものを取り上げ、横道にそれながら、座間味島を紹介していると語ります。

過去には、「セミの鳴き声が聞きたい」「大好きなトカゲが見たい」というリクエストにも応えてきたそうです。

秋の行楽シーズンは、自分好みにアレンジするプライベートツアーで、つかの間の旅行気分を味わうのはいかがでしょう。(美しい景色に、親のほうが癒される可能性大です!)

【座間味島オンラインプライベートツアーデータ】

「1 日 1 組限定・人気ガイド・大坪さんによるプライベートツアー! 座間味島の動植物、歴史、地質などトークテーマをリクエスト」
料金:2,500 円
所要時間: 1 時間
実施日:ほぼ毎日 ※実施日はサイトを参照
ツアー催行会社:カラフルウェーブ

(予約はこちらから)
HIS「【沖縄・座間味島】1日1組限定・人気ガイド・大坪さんによるプライベートツアー!座間味島の動植物、歴史、地質などトークテーマをリクエスト♪」

※オンラインツアー「座間味島プライベートツアー」体験記事は全2回。
前編(#2)「絶景も植物も虫もガイドも独占! 沖縄・座間味島のオンラインプライベートツアー」

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あべ まなみ

阿部 真奈美

ライター

ライター。1976年生まれ、宮城県在住。旅情報誌やグルメ記事、インタビュー記事を中心に執筆。 韓国への留学経験を生かし、最近はゲームのシナリオ翻訳も手がける。好物はトウモロコシ。

ライター。1976年生まれ、宮城県在住。旅情報誌やグルメ記事、インタビュー記事を中心に執筆。 韓国への留学経験を生かし、最近はゲームのシナリオ翻訳も手がける。好物はトウモロコシ。