子どもの「乗り物酔い」 実際に試した15の対策 これってあり? 専門医がジャッジ

耳鼻咽喉科専門医・細野研二先生に聞く「子どもの乗り物酔い」 #4 ~OK・NG対策編~

ほその耳鼻咽喉科 院長:細野 研二

サングラスをかけるは△&飴を舐めるは○

6:サングラスをかけさせた

細野先生:これはちょっと判断がつきにくいです。うまくいけばいいですが、景色が見えにくくなることで余計に酔いやすくなってしまう可能性もあるからです。

7:金平糖を「気持ちが悪くならない薬」として食べさせた

細野先生:乗り物酔いはプラセボ効果が高いことがわかっているので、いい方法です。好きな味があれば、なおいいですね。

ほその耳鼻咽喉科院長の細野研二先生。乗り物酔いで困っているお子さんとママパパの目線に立って話してくれる姿が印象的でした。Zoom取材にて。

消臭剤の使用&乗り心地改善&睡眠は◎

8:車内の匂いを嫌がるため、消臭剤を使用した

細野先生:これもいいですね。不快な匂いは消してあげたほうがいいので、お子さんが嫌がらない匂いのものを使ってください。

9:車の足まわりのパーツを変えて乗り心地を良くした

細野先生:もちろんいいです。自動車だと進行方向の動きに加えてお尻で感じる突き上げの振動が加わるので、できるだけ乗り心地をよくしてあげるといいと思います。あとは車のタイプで言うと、ワゴンより地面に対する着座位置が低いセダンのほうが揺れが少ないです。

10:寝させた

細野先生:眠ってしまえば酔わないので、一番いい方法です!

続いては、編集部スタッフが「これから試してみたい方法」を紹介します。細野先生の判定はいかがでしょうか。

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