
解熱剤や入浴はどうするの? 0・1歳児「赤ちゃんの発熱」段階別受診の目安と5つのケア方法 小児科医が解説
「0・1歳児の赤ちゃんのホームケア」#3 「発熱」
2025.04.15
小児科専門医・アレルギー専門医:岡本 光宏
生後3ヵ月未満なら即受診を
赤ちゃんが発熱したときに、小児科を受診するかどうかの目安を段階別に紹介します。
まず、赤ちゃんが3ヵ月未満の場合、37.5度以上の熱があれば時間外でも受診が必要です。「生後3ヵ月以上の赤ちゃん」の場合は下記の通りです。
〈様子見でOK!〉
・発熱以外の症状がない
・水分がとれている
・元気があり、食欲がある
〈小児科を受診〉
・発熱の翌日に症状が悪化した
・元気だけど、発熱以外の症状がある
〈時間外でも急いで受診を〉
・ひどく機嫌が悪い
・けいれんを起こした(※1)
・水分がとれない
・ぐったりしている
・41度以上の熱がある
(※1)発熱に伴い、突然意識を失って体がかたまる、白目をむいて震えるなどの状態

〈受診の準備〉
・体温の変化をメモしておく
・(けいれんを起こしたときは)けいれんが続いた時間をメモしておく(録画できればしておくといい)
・発熱以外の体の状態(せき、鼻水、食欲、水分補給、機嫌、うんち・おしっこの状態)を確認する
「大人が2人以上いる場合は、1人が赤ちゃんの様子を見ている間に、もう1人が記録用に動画を撮っておくなどの連携を取れるといいですね」(岡本先生)