【高尾山エリアを満喫】2児ママ目線でルポ 子連れで楽しむ「登山だけじゃない」魅力と「おすすめ施設」

博物館、じゃぶじゃぶ池、カフェなど盛りだくさん! おしゃれな周辺エリアを2児ママ目線でレポ

コクリコサポートエディターズ:笹川 かおり

すべての画像を見る(全20枚)

10歳と3歳の男の子きょうだいを子育て中のエニママライター、笹川かおりです。

今回は、私が住んでいる京王線沿線の駅から電車で15分ほどの場所にある観光スポット『高尾山』とその周辺エリアの魅力を、ママの立場からみなさんにお伝えしたいと思います。

AnyMaMa(エニママ):ママのはたらき方や選択肢を広げるための支援サービス

2020年に日本遺産に認定された高尾山(標高599m)は、外国人観光客も多く訪れる人気スポット。最寄り駅の高尾山口駅は山あいに位置しており、新宿から電車で43分(※)という好アクセスでありながら、まるで山奥の温泉街にでも来たような非日常感を味わうことができます。

今回は、高尾山へ頻繁に子連れで遊びに行っている私が、その魅力や周辺のおすすめ施設をみなさんにご紹介したいと思います。

※京王線のMt.TAKAO号を利用した場合の最短所要時間

おしゃれな駅周辺に、ママの気分もあがる!

高尾山口駅周辺は近年リニューアルが進み、とてもおしゃれな雰囲気。高尾山口駅の駅舎は、有名な建築家の隈研吾(くま けんご)氏が手がけたのだそうです。

駅の構内もご覧のとおり、洗練された雰囲気。

高尾山口駅からケーブルカーの清滝駅に向かう途中にも、おしゃれなカフェやお店が立ち並んでいます。

おしゃれさと自然の豊かさを一度に楽しめるのが最高なんです!

子連れでのおでかけでは、ママは「いかに子どもを楽しませるか」を一番に考えることがほとんどだと思います。高尾山周辺は、その目的をクリアしながら、同時にママ自身も、洗練された雰囲気に心が満たされる場所だと思います。

無料で楽しめる『高尾599ミュージアム』

高尾山口駅の周辺施設の中でも特におすすめしたいのが『高尾599ミュージアム』(高尾山は標高599m)。おしゃれで洗練されたデザインと子連れフレンドリーな設備に心惹かれる博物館です。さらに、なんと入館料がかからず、無料で楽しめます。

開放的な展示スペースにある展示台には、高尾山に生息する動植物や昆虫の標本がずらっと展示されています。

展示台はぜんぶで16台。子どものために踏み台があるのが親切!

草花はクリアなアクリル樹脂に封入された状態で展示されていて、とってもきれい! 大人になっても、きらきらしたものが大好きな私。心がときめきました。

踏み台に乗れば、3歳児でもひとりで観賞できます。
ずらっと並ぶ昆虫の標本には圧倒されました!

館内には展示以外にも、広々としたカフェスペースや、高尾山を模した山型の遊具が設置されたキッズスペースがあり、リラックスして過ごせます。

キッズスペースのこの遊具は、高尾山の起伏を表現したものなんだそう。 ※土足厳禁・飲食禁止

庭も広く、子どもが走り回って遊ぶのにじゅうぶんなスペースがあるのも子連れには嬉しいポイント! なんと、小石が敷き詰められたじゃぶじゃぶ池は、水遊びOKです。

敷地の端から、庭と建物正面を撮影した写真。広い庭を、きょうだいで思う存分走り回っていました。
このように、じゃぶじゃぶ池では水遊びができるんだそうです。 引用元:https://www.takao599museum.jp/about/

無料でここまで充実している施設はなかなかないのでは? と、運営してくれている方々に感謝したくなるような、素敵な博物館です。

高尾599ミュージアム

高尾山さる園・野草園

もうひとつ、子連れで高尾山に行くならぜひ訪れてみてほしいのが、高尾山の中腹にある『高尾山さる園・野草園』です。

中腹までは歩きでももちろん行けますが、子連れはケーブルカーかリフトを利用して行くのが現実的でしょう。我が家は3歳児を含め、家族全員リフトで中腹まで行きました。リフト乗り場に行くには急な階段をのぼる必要があるので、抱っこやベビーカーが必要な子ども連れの場合は、ケーブルカーを利用するのをおすすめします。

わたし的・さる園の推しポイントは、さる愛にあふれた飼育員さんたちのさるトーク! 基本的なさるの生態についてのお話はもちろん、現在のボスざるの性格・年齢・経歴、周囲のさるたちとの人間関係(さるなのでさる関係……?)、恋愛模様などなど、次々と出てくる小話に、子どもたち(特に長男)は圧倒されっぱなし。

長男は飼育員さんの熱量に感化された様子で、

「さるの好きな食べものは個体によって違うんですか?」
「さるの妊娠期間は? 出産は飼育員さんが手伝うんですか?」
「ボスざるはどうやって決まるんですか? 途中交代することはあるんですか?」

などと、飼育員さんを質問攻め。長男は普段はあまり動物には興味を示さないので、彼の心を動かしてくれた飼育員さんの熱量・知識量に感謝と尊敬の気持ちが芽生えました。

何十匹ものさるたちの名前をほぼ覚えて(そして見分けて)いらっしゃる様子にもびっくり! 深い深い「さる愛」が伝わってきて、感動してしまいました。

さる山には本当にたくさんのさるたちが暮らしています。今回、飼育員さんの話に私まですっかり夢中になってしまい、さる山の写真を撮り損ねてしまったので、みなさんぜひ実際に足を運んで、ご自身の目で確認してみてください。

長男がエサをさる山に投げ込む様子。右側に見えるのがさる山です。
数日前に生まれたという赤ちゃんざるを、運よく間近で見られました。

飼育員さんのおかげで、さるたちに愛着が湧いた長男。赤ちゃんざるの「タイヨウくん」のファンになり、帰りに缶マグネットを購入したのにはほっこりしてしまいました。

長男が初めて手に入れた「推し活グッズ」。クールな長男の意外な一面が見られて、親の私もうれしくなりました。

高尾山さる園・野草園

ほかにもある、高尾山周辺のおすすめ施設

TAKAO COFFEE

『高尾599ミュージアム』のすぐ近くにある、コーヒーと焼き菓子がおいしいカフェ。子連れでわいわいというよりは、できれば大人同士でゆっくり過ごしたい雰囲気です。私は平日、ママ友と行きました(子どもたち、ごめん!)。

子連れではまず頼まない、スパイスたっぷり&ローズマリーがトッピングされたキャロットケーキを堪能しました。

TAKAO COFFEE

高尾山トリックアート美術館

高尾山口駅から徒歩1分の場所にある、トリックアート(だまし絵)の美術館。アートを鑑賞するだけでなく、触ったり、写真を撮影したりして楽しめます。屋内施設なので、気候に関係なく遊べるのも嬉しいポイントです。

いつもは興味の対象が異なる我が家の6歳差きょうだいが、めずらしく終始一緒に遊んでいました!

ライオンに怯える演技をするきょうだい。
ワニに食べられる~! と高いところに避難……しているように見えますか? 実はすべて床に描かれたトリックアートなんです。

高尾山トリックアート美術館

高尾山周辺エリアは登山しなくてもじゅうぶん楽しめる!

ちなみに……高尾山は、朝や午前中に雨が降った日は、雨があがった後でも空いていることが多い印象です。明確な理由はわからないのですが、おそらく登山目当てで来る人がまだまだ多いからでは? と推測しています。私が『高尾599ミュージアム』に行ったのは日曜日の雨上がりでしたが、写真のとおり、とても空いていました。雨上がりの高尾山、おすすめです!

「高尾山=登山」というイメージしかない方に、それ以外にもたくさんある高尾山の魅力を少しでも知っていただけたら嬉しく思います。ぜひ一度、子どもや友達と一緒に遊びに行ってみてください!

※本記事の情報は2024年8月現在のものとなります。おでかけの際は最新情報をご確認ください。

※写真はすべて撮影:笹川かおり

この記事の画像をもっと見る(全20枚)
ささがわ かおり

笹川 かおり

Kaori Sasagawa
AnyMaMa(エニママ)ライター

AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 東京都の多摩エリアで2男児(2014年、2020年生まれ)を育てる母。広告営業、ママ向け育児サイトの編集を経て、2019年に独立。エニママではライフスタイル・ビジネス・インタビュー記事などの制作を担当。 AnyMaMa:https://anymama.jp/  Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 東京都の多摩エリアで2男児(2014年、2020年生まれ)を育てる母。広告営業、ママ向け育児サイトの編集を経て、2019年に独立。エニママではライフスタイル・ビジネス・インタビュー記事などの制作を担当。 AnyMaMa:https://anymama.jp/  Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

コクリコサポートエディターズ

Cocreco Support Editors
編集者・ライター

コクリコサポートエディターズ(CSE)は、コクリコの第2編集部。コクリコと、ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」が協力して立ち上げました。子育てをしながら、ほかのお仕事をしながら……など、さまざまな立場で、子どもとの毎日が楽しくなる記事を発信していきます。 AnyMaMa公式HP:https://anymama.jp/  X:https://twitter.com/AnyMaMaJP Instagram:https://www.instagram.com/anymama_official/

コクリコサポートエディターズ(CSE)は、コクリコの第2編集部。コクリコと、ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」が協力して立ち上げました。子育てをしながら、ほかのお仕事をしながら……など、さまざまな立場で、子どもとの毎日が楽しくなる記事を発信していきます。 AnyMaMa公式HP:https://anymama.jp/  X:https://twitter.com/AnyMaMaJP Instagram:https://www.instagram.com/anymama_official/