まさかのリメイク! 小1の「朝顔の青い植木鉢」で子どもと一緒に家庭菜園を楽しむ方法とは

SDGsの実践もできる! 親子に嬉しい一石二鳥以上の効果を紹介!

1年生の朝顔の青い植木鉢、玄関前に転がっていませんか? 写真:アフロ

10歳の男の子&7歳の女の子を育てているエニママのライター・北林日菜です。週末や放課後、お金をかけず、子どもたちと一緒に新しいことにチャレンジするのを楽しみにしています。

今回は捨てられない派&アート好きな娘とともに「朝顔の青い植木鉢」をリメイクしてみたのでご紹介します。

小学生のお子さんがいれば、どこの家庭にでもある青いあれ。そう、1年生の生活科の授業で最初に育てた朝顔の植木鉢です。

2年生の野菜づくりでこの鉢を使うこともありますが、それでも持って帰ってきてからなんとなく玄関前やベランダに置きっぱなしのご家庭が多いのでは?

我が家の娘は「モノを捨てられない派」。放置したままクモの巣を張らせていましたが、今回はこの鉢を捨てずにリメイクし、さらに家庭菜園にチャレンジしてみました。

リメイクの準備に必要なものとは?

まずはリメイクの準備。

・植木鉢は中も外もよく洗って、乾かしておく
・アクリルガッシュ、絵筆、パレット、水入れ、新聞紙を用意する

ドーン! なかなかの存在感です。黄色いのは水やり用のパーツなので今回は使いません。​​

画材はすべて100円ショップでそろいます。パレットも筆も家にあるもの、水入れは使わないコップなどで十分です。色がつくと落ちないので、新聞紙などを敷き、汚れてもいい服装に着替えることを強くおすすめします。

アクリルガッシュ以外は、すでに家にあったものを活用します。

自由に色を混ぜてお絵かきしてみよう!

準備ができたらさっそくリメイク開始!もともとある青色を活かさない場合は、大人があらかじめ白のアクリルガッシュを下塗りして乾かしておくとスムーズです。

アクリルガッシュは水彩絵の具のような使い心地なので、子どもでも扱いやすい画材。それでいて乾くと耐水性が出るので、外で使う鉢のようなものにはぴったりです。

水は少なめのほうがしっかり色がつきますが、あまりゴテっと塗ると乾いたときにひび割れしやすくなるのでほどほどに。我が家はケチってアクリルガッシュの色数が少なかったのですが、かえって色を混ぜて新しく作る楽しみがあったようです。

「アナ雪」が大好きな娘は、下地の青を活かして雪の感じにしたい! と言い、氷の結晶や雪のイメージの色を自分で作って塗っていました。

これから来る夏、しかも朝顔の鉢……。「え、冬の感じなの?」と、母としては、いろいろ口や手を出したくなりますが、ぐっと我慢。「全部自分でやりきった!」という自主性を大切にすることにしました。

暑い中、雪の結晶を一生懸命描く娘。

リメイクしたあと、どうなった?

よく乾かせば完成です。せっかくなので自分でリメイクした鉢に、トマトの苗を植えてもらいました。

家庭菜園スペースに置いたところ。

リメイク前と比べて、庭に置いたときに、あの独特の鮮やかな青色が目立たなくなりました。なにより娘自身、愛着がわいたようです。毎朝は難しいのが現実ですが、気づけばお水をあげてお世話をしています。

奥に見える実も朝顔鉢についた実。豊作の予感。

7月上旬、実がつきました。赤くなったら収穫して家族で食べるのが楽しみです!

ついでに幼稚園時代のプラ鉢もリメイク

アクリルガッシュが余ったので、幼稚園時代にこれまた朝顔を植えていて持って帰ってきたプラスチック製の鉢もリメイクしました。

裏側には名前が油性マーカーで書かれており、防犯上庭には置けません。

完成です。名前も塗りつぶしました。

こちらは娘と私の親子合作です。乾く前に娘に上から色を重ねられたり、いろいろハプニングはありましたが楽しいひとときでした。

こちらには家庭菜園のミニトマトから摘んだ脇芽(わきめ)をさしました。

脇芽をかいたら捨てないで土にさしてみて。ちゃんと実がつくまでに育ちますよ!

週末に、ひと手間かけてSDGs&アートな時間を

断捨離が流行しているなか、ものを捨てるのが苦手な娘にイライラすることも多かった私。一方でSDGsの流れもあり「ものを大切にする」気持ちも大事にしてあげたいと考え、そのはざまでモヤモヤすることが多くありました。

今回、誰もが1年生の思い出として持っている「朝顔鉢」をリメイクすることで、愛着を持てるものに生まれ変わらせることができました。また子どもにとって、野菜の収穫の喜びは、きっと毎年繰り返したくなるものになるでしょう。

週末の1日、使われていない思い出のものにひと手間かけるだけで、親子でアートな時間を持てたのも、いい経験でした。決して「映える」作品ではありませんが、何年か経ったときに絵を通して娘の成長を感じることができるのも、将来の母の楽しみのひとつになっています。

きたばやし ひな

北林 日菜

Hina Kitabayashi
AnyMaMa(エニママ)ライター

AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 2012年生まれのサイエンス好き男子、2015年生まれアート好き女子の母。都内で広告営業や出版業を経て、結婚を機に茨城県に移住。以後リモートワークを中心に、エニママや県内のご縁ある企業でフリーランスライターとして活動中。 AnyMaMa:https://anymama.jp/  Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 2012年生まれのサイエンス好き男子、2015年生まれアート好き女子の母。都内で広告営業や出版業を経て、結婚を機に茨城県に移住。以後リモートワークを中心に、エニママや県内のご縁ある企業でフリーランスライターとして活動中。 AnyMaMa:https://anymama.jp/  Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

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コクリコサポートエディターズ(CSE)は、コクリコの第2編集部。コクリコと、ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」が協力して立ち上げました。子育てをしながら、ほかのお仕事をしながら……など、さまざまな立場で、子どもとの毎日が楽しくなる記事を発信していきます。

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