今回のコクリコラボでは「小学校低学年の育児の悩み」を調査しました。本記事では、小学校に入学した子どもやそのママが、保育園や幼稚園と比べてどのようなことにつまずきを感じるのかを詳しくご紹介します。
コクリコラボアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者を対象に2022年9月2日〜2022年9月12日インターネット上で実施。有効回答数は94件
※アンケート回答の原文をそのまま記載しています(一部抜粋・明らかな誤字等は修正のうえ記載)
コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。
入学後につまずきを感じるのは、親子ともに「宿題」
最初にアンケートで聞いたのは「小学校入学後に親子がつまずきを感じたこと」です。
子ども本人がつまずきを感じたことを聞いてみたところ、1位が「勉強のこと」、2位が「宿題のこと」でした。
子ども本人もママも、保育園や幼稚園では経験のない勉強や宿題の面でつまずきを感じる傾向があるようです。
次にママ自身がつまずきを感じたことを聞いてみたところ、もっとも多かったのが「宿題のサポート」でした。
宿題で大変なことって?
入学後に子どももママもつまずきを感じる「宿題のサポート」とは具体的にどのようなことなのでしょうか。
ママにとって「宿題で大変なこと」を聞いたところ、1位の「宿題をやらせるための声かけ」と2位の「宿題の付き添い、見守り」が圧倒的に多い結果になりました。
我が子とはいえ自我の芽生えた小学校低学年の子どもに、スムーズに宿題をやらせることに苦戦する現実がうかがえます。
宿題の悩み、大変なことエピソード
宿題をやらせるために苦戦するママたちからお悩みエピソードを集めました。まずは大変なこと1位の「宿題をやらせるための声かけ」について。
・あれもこれもやれないと思いつつも欲が出てしまい焦らせる声かけをしてしまう。優先順位をつけてあげたい。
・本人が気乗りしない日の声かけがしんどすぎる。何をしてもしなくても、怒ってもおだてても絶対にしてくれず、結局夜に泣きながらやっていたりする。
ママは良かれと思って声かけをするものの、子どもはなかなか気乗りしない状態。親子ともにつらいですよね。
声かけしても子どもの腰が重い理由はさまざま。なかでもハッとしたのは「入学後の子どもは疲れているのかも」という観点です。
・学校が終わって気が抜けている、疲れているせいか、取り掛かりが遅く集中してやってくれないので毎日が戦いです……。
・小学校から帰宅後、疲れていたりするとなかなか宿題が進まず本人もグズグズになり、親である私もイライラしてしまう。
さらに声かけでママがイライラしてしまう理由は、こんなところにも。
・親が恥をかかないためにやらせているのか、本人のためになっているのか、わからなくなる時がある。
自分で取り組めるためにはどうしたらいいかと考えるが、結局、親からの声かけがないとできない状態になってしまっている。
・宿題をするときはなるべく横で付き添って、と学校からいわれているが、働いているので夜にその時間が取りにくい。
「本当は付き添わないといけないのに……。」と、日々罪悪感を感じているのが地味につらい。
低学年のうちは、親が宿題を見ることをお願いする学校が多いようです。子どもの宿題なのに、ママへのプレッシャーになってしまい、罪悪感も含めて、声かけそのものがストレスになっているのかもしれません。
声かけを減らすための工夫をしているママも。
・宿題をやりなさいと言うのは、親も子も気持ちの良いものではないのであらかじめ宿題をする時間を決めています。
きょうだいがいる場合、下の子の妨害を阻止しつつ、宿題も見守るというミッション。難易度が高すぎます。
・下の子が兄(小4)と一緒に遊びたがって、兄を宿題に集中させてあげられない。
・下の子が宿題の邪魔をしてくる。それを阻止するのがけっこう大変です。
親子で宿題に押しつぶされないために
小学校入学後に親子でつまずきを感じる「宿題」について取り上げました。
ママが大変だと感じる背景には、「子どもの宿題をやらせるのは親」という風潮があり、それが親子にとってのストレスやプレッシャーになっているように感じました。
座談会では「小学校5年生以降は『宿題をやったの?』と言うことはなくなった。宿題をやらないとしっぺ返しがくることを経験から学んだようだ」という先輩ママの声がありました。勇気づけられますね。
不真面目なアドバイスかもしれませんが、宿題の声かけはあまり気張らず、まずは入学後のお子さんの心身の疲れに寄り添ってあげることが大切なのかもしれません。
コクリコラボ
コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )
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