これは盲点! こんなにかかった育児の予想外の出費 大公開

妊娠中から大学進学まで 経験しなきゃわからない想定外のお金

コクリコラボ

写真:アフロ

今回のコクリコラボでは「子育ての理想と現実」について、さまざまな側面から分析をしてきました。理想と現実のギャップのひとつにお金があります。

本記事では子育てでかかったお金の理想と現実について取りあげます。

コクリコラボアンケート「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に2023年4月24日~2023年5月8日インターネット上で実施。有効回答数は203件。
※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

予想外にお金がかかった経験があるママは8割以上

コクリコラボアンケート

子育て中のママに「出産や育児で予想外にお金がかかった!という経験はありますか」と聞いたところ、82.8%のママが「はい」と回答しました。

予想外の出費はどんなとき?

それでは出産や育児で想定していなかった出費があるのは、どのようなときなのでしょうか。子どもの年齢ごとに分類して、具体的にお金がかかった場面をご紹介します。

◆妊娠中~出産

まずは妊娠中の予想外の出費についてです。

・出産時の費用は、通院から含めかなりお金がかかると思った。また靴の買い替えにお金がかかると思う。

自治体によっては健診のクーポンなどが出ますが、それではまかないきれない病院も多いようです。靴の買い替えも地味にかかるので、納得です。

・妊娠中、妊娠糖尿病になってしまって予定外の入院費がかかりました。妊娠した後でも入れる保険に入っておけば少しはもらえたのかなーと思うと悔しいです。

・妊娠中に切迫早産で長期入院し、入院費用自体は保険で賄えたものの、個室使用料などの実費負担が大きかった。

妊娠中は誰でも必ず順調に行くとは限りません。これから出産を迎えるママは他人事と思わず備えておきたいものですね。

・第二子、まさかの男性不妊で顕微授精まで進んだので、授かるまでに100万円近くかかりました。半分以上は助成金で返ってきましたが、それでも治療のステップアップはめちゃくちゃ悩みました。

妊娠するまでにかかる不妊治療の費用を挙げたママもいました。結婚前から不妊治療の費用をプランニングするのは難しいですよね。

・赤ちゃん用品やお洋服を見るとかわいくてついつい買ってしまい、あまり着る機会もないのに洋服だけはやたらとあるという状況になりました。

・まだ見ぬ子にかける愛情と比例して、いいものを着せてあげたい、いいベビーカーに乗せて少しでも外の世界を快適に過ごしてほしい、国産の綿100%の肌着を着せてあげたい、と思いだけが強くなり(自分も働いていたので)あまりお金に糸目をつけず購入していました。

まだ見ぬわが子のため、赤ちゃん用品や洋服にこだわってしまうママも。筆者も第一子のときには国産オーガニックコットンの肌着にこだわり、検索魔になりましたが、第二子のときには近場で適当にそろえたことを思い出しました。

◆新生児期

赤ちゃんが生まれて、多くのママが驚くのが頻回オムツ替えと、頻回授乳(ミルク)なのではないでしょうか。

・赤ちゃんのころ、オムツやミルクの消耗が早く、想像以上にお金がかかりました。一つ一つは大きくても、すぐになくなるし高いので驚きました。

・3歳くらいまで、オムツ卒業に時間がかかり、オムツ代がかさんだ。


さらには、おしりふきや専用ゴミ箱、消臭ゴミ袋など関連グッズも継続的に必要です。新生児期だけでなく、遅い子は入園のころまでかかるので計算するとすごいことになりそうです。

・4ヵ月くらい完ミで飲む量が多かったので、1缶がたぶん1週間も持たなかった。比較的安価な粉ミルクは嫌がるが毎日のことなので変えることもできず、負担が大きかった。

ミルクもこだわりがあったり、飲む量が多かったりすると負担が大きいようです。

・子どもの年齢が節目のときに、ママ友にお祝いをもらったりすればするほど、お返しもしなければいけなくなる。

出産祝いに対するお返しも大きな出費です。最近もネット上で話題になっていましたが、内祝いの半返し制度は、新生児期のママにとって大きな負担のようです。

◆未就学児期

乳幼児期は、医療費や保育料の無償化でお金がかからないように思えますが、実はそれ以外でかかる費用がたくさんあるようです。

・予防接種の任意の範囲、保育料が思ってたより高いこと。

任意の予防接種は全額自己負担だと、かなり高額になります。きょうだいが多いとなおさらですよね。

・保育園に通わせるときのお着替えがすごく高かった。家にいれば最低枚数で済むが、一日3セット+α以上の指定。置き服・置き靴・布団と必要なものが多く、すごく初期費用が高かった。これから働くのにきついなと思った。

入園のときに提示された諸費用以外にかかる用品代。保育料以外でかかる費用が案外かさむというママはほかにも。

・幼稚園は制服、指定ジャージ代で入園時かなりまとまった金額が出ていきました…そのほかにも園での動画をまとめたDVDや写真がかなり高くて驚いた記憶があります。

筆者の周りでも、写真が無料か有料か、DVD購入があるかないかなどの違いをよく耳にします。卒業アルバムが高いという声もあり、入園前に在園児ママに直接聞いていなければ知りえない情報ですよね。

「医療費」についてもこんな予想外の出費が。

・1歳で気管支喘息で入院したときに、治療費はかからないが、食事(ミルク代、おむつ代)+付き添いなので付添人の食費などがかかった。

・娘3人が喘息持ち。三女は2歳ごろから毎月入院していたので、時間もお金も大変だった。医療費はかからなかったけれど、完全看護ではなく、付き添う必要があったので、昼食代がかかったし、働かない時間が増えたので、よりお金がかかったと感じた。

未就学児のときにはとにかく病気にかかるもの。医療費無償化でも、付随するさまざまな出費は体験しないとわかりませんよね。付き添いでママが働けないことによる損失も、見えない予想外の出費です。

・幼児期以降、子どものサイズに合わせて自転車の買い替えが必要。

意外と盲点なのが「車輪系」です。ベビーカーはA型からB型へ、三輪車、ペダルのないキックバイク、自転車、そして自転車のインチアップ。以後、ブレイブボード、ローラースケート、一輪車など車輪系の出費はとどまるところを知りません。

◆就学後

入学後もさまざまな予想外の出費は続きます。

・小児歯科矯正(9~10歳)。

・子どもが小学生になり、矯正歯科にお世話になった。


永久歯に生え変わる時期に、歯科矯正を検討する家庭も増えています。段階を踏んで払えるところもあれば、一括という歯科医もあるので一気に費用が必要になる場合もあります。

・中高生の塾代や部活費。

・高校生17歳、塾費用が4ヵ月で60万円くらいかかった。

・高校進学時。第一志望校に落ちてしまい滑り止めの高校に入学したが、他の私立に比べてもかなり費用が高いということが入学後にわかり、ヒヤッとした。入学前の説明会等では聞かされていなかった請求項目が後からかなり出てきた。


高校生になると、塾や私立高校の学費などでかかる金額が桁違いという印象です。説明会で聞いていない請求項目は怖いですね。

・大学の授業料以外にかかる教材や食費、交通費。

法律上は成人ですが、大学生になっても、親にとって予想外の出費の悩みは尽きません。授業料以外でも食費や交通費は日々かかります。筆者の学生時代を思いかえしてみても、教科書やマイナーな参考文献など数十冊単位での教材費が毎年かかり、親のお世話になった経験があります。

・食費がどんどん嵩んできています。

子どもの成長は嬉しいのですが、食べる量に比例して食費もどんどん増えていきます。毎日のことで、食べるなということもできず、嬉しい悲鳴ですね。

ママたちの座談会では年齢問わず「ならいごと」での費用が、予想外の出費だったという声がありました。

・中1の長男がスポーツをやっている。毎月1万円、合宿で2万円くらいかかる。スポーツ少年団なら安いと思ったが、結局遠征費がかかる。バレエは幼稚園のうちなら月謝は安いが、大きくなると発表会で数万円ふっとぶ。だから下の子は、「月謝以外に必要経費がいくらかかるのか」と考えて習い事を選ぶようになった。(中1男の子、小2女の子)

・4人子どもがいるので、みんなが続けざまに同じならいごとをやりたがるのが予想外だった。ひとりが始めると、他の子がやりたがって2倍3倍の月謝にふくれあがってしまう。(小5男の子、小3男の子、年長女の子、2歳男の子のママ)


月謝以外にかかる費用や、きょうだいへの影響まで考えなければいけないとは本当に大変です。

年齢が上がるごとに金額も桁違いにアップ…

子育ての理想と現実ということで、予想外の出費の経験をまとめてみました。どの年齢でも予想外の出費がありますが、就学以降は1回ごとの出費の額が桁違いになるような印象です。

次回のコクリコラボでは、これらの出費を先輩ママがどのように捻出しているのか、その実態にせまります。

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