子どもの性教育にママの99%が関心! いったい何から始めるのか基本を伝授

6割は性教育を始められていない現状 始めたママの取り組みとは?

コクリコラボ

最近よく耳にする「子どもの性教育」。

ママの時代とは違い、今や性教育は学校での教育にお任せではなく、小さいうちから家庭でも始めることが推奨されています。

コクリコラボでは全3回にわたって「3~5歳の性教育」の調査結果をお届け。

1回目の今回は性教育の実態やみんなは何から始めているのかなど、ママのリアルな声を中心にご紹介します。

「3〜5歳児の育児の悩み」に関するアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者を対象に2022年7月13日〜2022年7月25日インターネット上で実施。
有効回答数は105件
※アンケート回答の原文をそのまま記載しています(一部抜粋・明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

子どもの性教育に興味のあるママは99%

「3〜5歳児の育児の悩み」についてのアンケート

子どもの年齢にかかわらず「子どもの性教育に興味はありますか」という質問をしたところ、99%のママが「ある」と回答。

関心の高さがうかがえます。

6割のママは性教育を始められていない

「3〜5歳児の育児の悩み」についてのアンケート

一方で、子どもの年齢にかかわらず「お子さんに対して、性に関する教育や取り組みを行なっていますか」と聞いたところ、「いいえ」と答えたママが約6割、「はい」と答えたママがわずか4割弱という結果に。

興味はあるものの、具体的な教育や取り組みに踏み出せていない実態が浮き彫りになりました。

みんなはどんなことから始めているの?

3~5歳の子どもにすでに性教育をしているママたちは、いったいどのようなことから始めているのでしょうか。

◆プライベートゾーンの説明から

最近よく耳にするようになった「プライベートゾーン」。

身体のなかでも性に関する大切な場所のことで、子どもには「水着で隠れる場所と口」と説明することが多いようです。

プライベートゾーンを理解することで、自分の身体を守れるようになったり、お友達に嫌な思いをさせたりすることを防げます。

・お外では、水着で隠れる場所は見せないんだよ、と話している。(4歳・女の子)

・絵本でプライベートゾーンのことを教えた。(5歳・女の子)

・お風呂でおちんちんとお尻は自分で洗わせている(大事な場所だから他の人に触らせないようにしようねと声掛け)。(3歳・男の子)


さらに印象的だったのはこちらの意見。

・幼稚園で水泳が始まる前にはプライベートゾーンには、触れない触れさせない。と言うことを教えた。(小3・女の子、年中・男の子)

ママから離れて初めての集団生活に入ることの多い3歳というタイミング。

確かにプライベートゾーンについて教えるのに絶好のタイミングかもしれませんね。

◆ママの生理とからめて

ママの生理を身近な話題にすることで、性教育を始めた例も多く聞かれました。

生理への理解がベースにあると、命の話や相手への思いやりの話へも自然とつなげられそうです。

・生理についてオープンに話している。(4歳・男の子、5歳・女の子)

・母には生理があって辛い期間があることを伝えている。(3歳・男の子)

・生理を隠さない、具体的には「ママはおまたから血が出ているから、今日は湯船に一緒に入れないよ」など。(4歳・女の子)

・生理のしくみとか、一緒にお風呂に入ることもあるので、早めに教えておく。我が家は会話ができる2歳頃から少しずつ教えた。血が出てるけど怪我や病気じゃないと言う点から始めた。(小3・女の子、年中・男の子)

◆命の不思議を感じたとき

「赤ちゃんはどこからくるの?」という質問がいつくるか、戦々恐々としているママもいるのでは?

・虫や動物の交尾を見た時に、性教育の話をした(幼稚園前から)。カブトムシやセミの交尾を見た時など「交尾してるんだ。人間と同じなんだよ」「ふーん」と言った会話をしていました。いつ? どうやって? の質問がなかったので、その時はホッとしました。(年齢・性別記載なし)

素直に「ふーん」と納得する未就学児のうちに話しておくことが大切なんですね。

まとめ:できることから少しずつ始めてみよう

「性教育」と聞くと、苦手意識があったり、「きちんと教育しなきゃ!」と構えてしまったりするママも多いかもしれません。

筆者もそのひとりでしたが、プライベートゾーンの話、ママの生理を隠さないなど、簡単なことから始められるとわかりました。

コクリコラボでは、今後も未就学児の性教育について調査していきます。

こくりこらぼ

コクリコラボ

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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