
異性親子としてどう向き合うべき? ママの思い
本人の考えに任せたい
本人が嫌がるまでは過度にいわず、本人に任せたい。
子どもが1人でできるようになったらどうするか聞くつもりでいます。
女の子の場合、初潮を迎えるころにパパと入ることに抵抗を感じるのではないかと思います。ただ、考えかたはそれぞれで、個人差があることだと思うので本人の考えに任せることが大事だと思います。
親としての考えは持ちつつも、子どもの意志を大切にしながら、自然な卒業を見守っていきたいと考えるママが多いようです。
5年生の娘がそろそろお父さんと入るのやめようかな~っといい出しました(まだやめてはいない)。娘の意思を尊重したいので、そろそろやめどきかなと考えています。お父さんは悲しそうだけど、しょうがないですね。
お子さんからの卒業宣言は、自立の第一歩。その気持ちをポジティブに受けいれてあげたいですね。
社会のルールに合わせたい
混浴NGになるのが6~7歳なので、そろそろやめどきかなとちょうど考えていました。パパの心の準備もあると思うので(笑)、家族で会議する場を設けて、夏休みくらいまでにはやめようと思います。
家以外の銭湯などは早めにやめないといけないなと感じている。
公衆浴場における男女の混浴制限年齢は、「おおむね7歳以上」です。これも卒業の目安のひとつになるのではないでしょうか。事前に家族で話し合っておくと、気持ちの準備ができ、誰かが急に寂しい思いをすることもなさそうです。
自分の体や心を大切にする意識を育てたい
性教育の観点からも、あまり年齢が高くなったり、子ども自身が体の違いについて意識が向くようになってからは異性の親子での入浴は避けたほうがよいのではないかと感じています。
やはり、親子とはいえ異性であるので、性に対する考えを育むためにも距離を取ることが大事だと思います。男性と女性は違うということ、異性に自らの裸を見せることへの違和感も身につけてほしいと思います。
性教育の観点から卒業の時期を検討するというママの声もありました。異性親子でのお風呂卒業は、異性との距離感を見直すタイミングになり、「自分の体を大切にする」「自分を守る」という意識を育てるきっかけにもなりますね。
未就学児からプライベートゾーンなどの性教育の話をしていました。発達が早い子は3年生くらいで生理になる子もいるので、その前にお風呂を分けようということになりました。夫も同僚などに聞き取りをして自分からいつごろには止めようという意識を持ってくれていました。しかしパパ好きな娘はすごく寂しがり、なかなかすんなりとはいかず「なんで私だけ別なの!?」と悲しむこともありました。少しずつ娘だけで入る回数を増やす、私が娘と入るなどの対応で今は完全に別風呂になりました。3年生の後半には胸がふっくらしてきたので2年生のうちに別にしておいてよかったなと思っています。
子どもの成長に寄り添ってくれるパパの存在は頼もしいですね! パパと一緒にお風呂に入れず、悲しむ娘さんの様子からも、親子の信頼関係の深さがうかがえます。
座談会に参加したママは、このように話していました。
夫は子煩悩なので、一緒に入れるまで入りたいと思っているようなのですが、ギャップが生まれています。そのギャップが生まれた時点でアウトなのかな、と私は思っています。
親子のあいだで考えにギャップが生まれたタイミングも、卒業を考えるひとつの目安になるのかもしれません。
子ども本人が嫌がるようになったら入らなくなると思う。性教育の一環でもあると思うので、入浴だけを切り取って入る入らないを決めたり、年齢でタブー視したりするよりも、ふだんから総合的に男女の体の違いや性についてコミュニケーションしながらタイミングを見ていきたい。
入浴だけを切り取らないというママの意見には、思わず「たしかに」とうなずいてしまいました。

いつまで一緒に? 異性親子のお風呂モヤモヤエピソード集
ママから寄せられた異性親子のお風呂モヤモヤエピソードをご紹介します。