3~5歳から始める? ママを悩ませる子どもの性教育のもやもや

性器いじりや性的な言葉、性犯罪対策… 相談相手がいない悩みも。

コクリコラボ

3~5歳から始める性教育。

まだ情報が少なかったり、ママ自身が家庭での性教育を受けた経験が少なかったりすることから、さまざまな局面で「もやもや」を感じることが多いようです。

本記事では、そんな性教育にかんするもやもやについて、ママのリアルな声を集めました。

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「3〜5歳児の育児の悩み」に関するアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者を対象に2022年7月13日〜2022年7月25日インターネット上で実施。
有効回答数は105件
※アンケート回答の原文をそのまま記載しています(一部抜粋・明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

性教育についてもやもやしたママは4割

「3〜5歳児の育児の悩み」アンケート

「3~5歳の子どもに対する性教育について、もやもやする(した)ことがありますか」という質問をしたところ「ある」と回答したママは4割でした。

どんなことにもやもやしたの?

半数近くのママたちを悩ませる性教育に関するもやもや。

どのようなことにもやもやしたのか、アンケートに寄せられた声をご紹介します。

◆何から始めたらいいかわからない

多かったのは性教育を何から始めたらいいのか、という悩み。

・どんなことを教えていけばいいのかわからない。(3歳・女の子)

・生理について聞かれた時に、どう説明したら良いか分からなかった。(5歳・女の子)

・赤ちゃんがどうやって生まれるか気になるようなので、説明に悩みます。(3歳・女の子)


性教育の入門としておすすめの本やコンテンツについては、次回のコクリコラボの記事で詳しく取り上げます。

◆性的なワードについて

3~5歳は、集団生活が始まり、園でさまざまなことを覚えてくる時期です。

特にママがもやもやするのは、性的な言葉について。

意味もわからず公共の場で連発されて恥ずかしい思いをしたことがあるのは筆者だけではないはず……。

・覚えた言葉で楽しいからなのか「お尻、おちんちん」などの言葉を繰り返しいう。(3歳・性別記載なし)

・保育園で覚えてくる言葉にもやもやしたことがあります。最近よく使うのが「エッチ」という言葉です。意味をわかっているのか?どう言う場合に使うのか?聞いてみてもなんとなくで使っているようで、イヤな気持ちになりますが、一から説明するとなると大変だなと思い、躊躇しています。(年齢・性別記載なし)


・「うんち」「おしっこ」などが面白いキーワードとして幼稚園で流行っている時期なので、プライベートパーツについても面白いワードなんだろうなと思います。そのタイミングで「ここはね、、」と話してもどのくらい伝わっているのか、、、少しもやもやします。(年齢・性別記載なし)

たしかに面白いと認識されているワードから、まじめな性教育の話に結び付けるのは難しくてもやもやしてしまいそう。

◆防犯意識について

性教育の目的としても欠かせない「防犯意識」。

子どもが無邪気にふざけたり、楽しんだりしているときほど、注意や性教育をしなければという気持ちとの間でもやもやを抱えてしまいます。

・娘が4歳の時に、男の子のお友達におしりを見せてふざけていたことがあり、 どのように注意をしたらいいのか困ってしまった。(年齢・性別記載なし)

・男の子の兄弟が遊びに来た時に、別の部屋に移動して「おしりを見せて」と言われたから見せたといって喜んでいたが、本人は楽しそうにしていてどう教えたらいいかわからなかった。おしりたんていとか好きだし……でも私はその話を聞いて気持ち悪いと思ってしまった。子どもに嫌な時は嫌だと言っていいんだよと話をした。でも子供は楽しんでやっている所もあり少し悩んだ。(1歳・5歳、性別記載なし)

防犯意識は恐怖を与えたり、周りを疑ったりすることと切り離せないので、小さい子に話すときには特にもやもやします。

・自分の身を守るために学んでほしいけど、恐怖を与えたくはない。でも恐怖がなければ自分の身を守ろうと思わないだろうなとモヤモヤします。(4歳・女の子)

・公共のトイレについて。親も一緒について行ったほうがいいのか?だとしたらいつまで?そういう、犯罪者がいることを伝えたほうがいいのか?(5歳くらいから今も悩んでいる・男の子)    


園の先生など大人の言動にもやもやするママも。

・小さい子が胸などをふざけてさわると、笑ったりふざけたり、する先生も多くて、喜んでるように子供は受けとるかも?真面目に大事なところだからと話せる先生も必要かなと思う。他人にやることは、自分もやられて、いいんだという感覚になって防犯意識も作れないかも。(年齢・性別記載なし)

まとめ:もやもやの相談相手がいないという「もやもや」

アンケートではさまざまな性教育に関するもやもやが浮き彫りになりました。

インタビュー会では、もやもやしたときの相談相手について聞いてみました。

「ママ友」や「先輩ママ」などの意見がある一方、「性教育の話題はママ友にはしづらい」という声も。

また夫に相談するというママもいましたが、「話題をはぐらかされる」「男の子特有の問題を夫に投げたが、夫も理解できず解決できなかった」など、余計にもやもやしてしまったママも。

性教育に興味はあっても始められない理由は、ママがひとりでもやもやを抱え込んでいることが理由なのかもしれません。

デリケートな問題もあり一概にはいえませんが、信頼できる人に相談して、ママのもやもやが少しでも晴れるといいですね。

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コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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