「鍵っ子問題」 いつから子どもに鍵を持たせる? 想定外のトラブルをママに聞いた

大人には予想のつかない子どもの行動、トラブル回避術も紹介

コクリコラボ

小学校入学の前後にママたちの話題にあがるのが留守番についてです。送迎が当たり前だった園生活と違い、ママと子どもの時間が合わないことも増えてきます。

そこで気になるのが「家の鍵の扱い」です。

コクリコラボでは、令和時代の子どもたちの「鍵っ子事情」を調査し、持たせ始める年齢やトラブルエピソード、ママたちの工夫などを徹底的に聞きました。

「新学期の壁」についてのアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者を対象に2022年2月15日〜2022年2月24日
インターネット上で実施。有効回答数は108件
※アンケート回答の原文をそのまま記載しています(一部抜粋・明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

子どもに自宅の鍵、持たせ始めるのは低学年が7割

「新学期の壁」についてのアンケート
すべての画像を見る(全2枚)

まず「子どもに家の鍵を持たせていますか?」という質問では、「常時管理させている」と「必要なときのみ持たせている」が合わせて約60%で、「持たせていない」が約35%という回答でした。

「いつから子どもに家の鍵を持たせましたか?」という質問で、もっとも多かったのは1年生で約4割、次いで2年生で3割という結果でした。

ほとんどが低学年からであることから、入学を機に預かり保育がなくなったり、下校時刻が早まったりという環境の変化がうかがえました。

それでは実際にママたちが子どもに鍵を持たせている理由、持たせていない理由、それぞれのエピソードをご紹介しましょう。

持たせている派の理由

まずは持たせている理由から。

・私の帰りが下校に間に合わない時のため。

・子供が3人いて、みんなのスケジュールに合わせて私が動くのが大変なので、上の子が鍵を持っているだけでかなり楽になります。

持たせている理由は、長時間ひとりで留守番をさせるというよりは、仕事やきょうだいの送迎などで少し時間が間に合わない! をカバーするためという理由が多い印象でした。

持たせていない派の理由

一方持たせていない家庭は、在宅勤務だったり、子どもがひとりで留守番をしないよう調整したりしているようです。

・在宅勤務のためほとんど家にいるからです。

・1人で家に居させることに不安があるから。


またこんな意見も。

・必要がないときに持たせて無くす方がリスクなので普段は持たせていません。

・落としたら困るので、持たせていません。


鍵を紛失して見つからない場合、鍵自体の交換という自体にもなりかねません。特に低学年にはなかなか管理させる勇気が出ないのも分かります。

持たせて良かったエピソード

もちろんリスクはあるものの、持たせているママからはこんなエピソードが寄せられました。

・下の子のお迎えの時間と下校時間が被ることが多いが、自分で家に入ることが出来ることで外で待つより安心できた。

・予定の時間に帰れない時に家に入っていてくれるので、慌てずに帰って来られます。


ママの心に余裕ができることでママは安全に帰宅できますし、子どもも家で安全に待てると感じているようです。

思わぬトラブルエピソード

一方で鍵っ子にはこんなトラブルも。

・友達に鍵を取られて数日返って来なかった事があったので、困りました。

・親がいない時はお友達を家にいれないと約束していたが、いれていた。


学校では出さない、お友達には鍵を見せないなどのルールづくりが必要そうです。

・見事に鍵を締め忘れていました。お友達が家に迎えに来たようでうかれてウッカリしたようでした。

ルール以前に、浮かれて鍵を締め忘れる……小学生あるあるです!

さらに大人の予想を超えてくる小学生たちのエピソードがこちら。

・鍵を持たせたけれど、開け方を教えていなかったので空けられなかった。

・ランドセルにゴムでのびるキーホルダーをつけてその先に鍵を付けているのですが、ゴムが上手く伸びず、鍵を持っているのに自宅に入れないことがありました。

・無くした。鍵が上手く開かずに家の前でおもらしをした。


大人は「鍵を渡したからOK」と思っていても、実は「鍵を開ける」行為は子どもにとって難しいことのようです。

鍵っ子初日に焦ってしまってはかわいそうですね。

普段から鍵の扱いに慣れておこう

さて、鍵にまつわるトラブルエピソードをお読みいただいてドキドキしたところで、鍵っ子のトラブル回避術をご紹介しておきましょう。

・落としたら音が鳴るよう鈴をつけ、さらに長いストラップでカバンから外さないようにしています。

紛失防止の対策を二重にしている事例。ぜひ参考にしたいですね。

・鍵をなくすのが心配だったので、ランドセルに固定できるカバーを購入した。

子ども向けの鍵の便利グッズを探してみるのも手です。

・とにかく一緒に鍵を閉めて外出する練習を一緒にしました! ひとりで留守番するときは、ママが玄関を出たら子どもが鍵を閉めることを習慣化。普段から家の鍵を閉める練習をさせたり、一緒に出かける前の戸締りや玄関の施錠をやってもらったり、と日常の中で施錠習慣を身につけさせました。

留守番させる予定がないご家庭でも、普段から鍵の扱い方を教えたり、施錠習慣を身につけたりしておくと、急な場面でも慌てずすみます。

コクリコラボでは、鍵っ子以外の子どもの防犯、安全対策の実態についてもさらに詳しく調査していますので、ぜひあわせてお読みくださいね。

「子どもの防犯、安全対策の実態」の記事を読む

この記事の画像をもっと見る(全2枚)

コクリコラボ

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​