「算数」「国語」がない時間割! 教科横断型の「プロジェクト」で小学生が学ぶ意味を実感する理由

学校の「当たり前」を考える 山田剛輔先生の実践#1 教科名がない時間割り

「プロジェクト」に取り組む子どもたち。  写真提供:山田剛輔氏
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1時間目は算数、2時間目は国語。子どもたちは黙って先生の話を聞く。

こうした授業に疑問を持ち、教科にとらわれず、子どもたちと一緒に授業や時間割りをつくる公立小学校の先生がいます。神奈川県茅ヶ崎市立香川小学校の山田剛輔先生です。

山田先生の授業の中心は、教科横断型の「プロジェクト」と呼ばれる活動。子どもの生活に直結するテーマで、行動しながら学びます。

子どもとともにリアルな学びをデザインする、山田先生の実践を取材しました。

※全4回の第1回(第2回第3回第4回を読む/公開日までリンク無効)

「国語」「算数」がない時間割り

山田先生が担任している4年3組の、とある週の時間割り。

時間割りにあるはずの教科名がありません。  写真提供:山田剛輔氏

一体どんな授業が行われている?

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