【不登校】親が知るべき3つのポイント 子どもの成長に欠かせないものとは? 専門家が解説

子どもがまったく話さないケース

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性差でわけるつもりはありませんが、男性のほうが「話さない」ことが多いです。まったく話さないと、親や周囲としては何を感じているのかわからず、手がかりもつかめません。

そんなときは「デート形式」が効くことがあります。面と向かって話すのではなく、親子2人で並んで散歩する、カフェに行く、買い物に行くなど。

とくに会話をしなくてもいいのですが、横並びになること、そして2人きりになることで心理的な安全性を感じやすくなります。

パニックになってしまうケース

(写真:アフロ)

家のなかで子どもが泣き出したり、荒れてしまうケースもあります。

心に強い傷があって不登校になった子どもは、その傷がいま表面化して、家庭が安心できる場所になったときに「パニック」として表れることがあります。

パニックになったときは、小学生ぐらいならば親が抱きしめてあげましょう。中学生以降は、親との関係にもよりますが、良好で同性であれば手を握るのも一つの方法です。

それが難しければ、「黙ってそばにいる」こと。本人が何か話したければ、それをただただ聞いてあげましょう。

親としてもつらいことですが、こうした行為は、どんな言葉よりも効果的です。

本人に強烈なストレスを与えていないという条件下であれば、しだいに落ち着いていきます。

親としても苦しい時間ですが、きっとよくなりますので、気持ちに寄り添ってあげてください。

主役になれる場と、安心できる関係を

居場所をつくるための親子コミュニケーションのポイント、そして困った際の対応策をお伝えしました。たとえ学校に行けなくても、子どもには「自分が主役になれる場=出番」と、「何があっても戻れる場所=居場所」が必要です。

そして、その居場所の中核になる家庭では、「否定しない」「聞く」「時間を与える」というシンプルなコミュニケーションが、子どもの心を守ってくれます。

「出番」と「居場所」のある子どもは、自分のペースで、ちゃんと育っていきます。ぜひ、参考にしてみてください。

文/不登校ジャーナリスト 石井しこう

▲石井しこう氏 「不登校生動画甲子園 2025」授賞式
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いしいしこう

石井 しこう

Shikou Ishii
不登校ジャーナリスト

1982年東京生まれ。不登校ジャーナリスト。中学校受験を機に学校生活が徐々にあわなくなり、教員、校則、いじめなどにより、中学2年生から不登校に。同年、フリースクールへ入会。 19歳からはNPO法人で、不登校の子どもや若者、親など400名以上に取材を行なうほか、女優・樹木希林氏や社会学者・小熊英二氏など幅広いジャンルの識者にも不登校をテーマに取材を重ねてきた。 現在はNPOを退社し不登校ジャーナリストとして講演や取材、「不登校生動画甲子園」の開催などイベント運営などでも活動中。【Yahoo!ニュース 個人】月間MVAを二度受賞。著書に『「学校に行きたくない」と子どもが言ったとき親ができること』(ポプラ社)『フリースクールを考えたら最初に読む本』(主婦の友社) 【公式サイト】https://futokoshiko.com

1982年東京生まれ。不登校ジャーナリスト。中学校受験を機に学校生活が徐々にあわなくなり、教員、校則、いじめなどにより、中学2年生から不登校に。同年、フリースクールへ入会。 19歳からはNPO法人で、不登校の子どもや若者、親など400名以上に取材を行なうほか、女優・樹木希林氏や社会学者・小熊英二氏など幅広いジャンルの識者にも不登校をテーマに取材を重ねてきた。 現在はNPOを退社し不登校ジャーナリストとして講演や取材、「不登校生動画甲子園」の開催などイベント運営などでも活動中。【Yahoo!ニュース 個人】月間MVAを二度受賞。著書に『「学校に行きたくない」と子どもが言ったとき親ができること』(ポプラ社)『フリースクールを考えたら最初に読む本』(主婦の友社) 【公式サイト】https://futokoshiko.com