開校から2年で安心できる「集団」へと変化
──現在(2026年秋)開校から2年半ほどが経ちました。生徒たちはどのように変化されていると感じますか?
盛岡先生:現在、対面で登校してくる子は約6割です。登校している子どもたちの様子は、開校当時から比べるとだいぶ変わってきました。
誕生日会を兼ねたお楽しみ会を開催しているのですが、開校最初のころはまるでお通夜のようでした。以前、全学年で行ったカードゲーム大会では、集団でやりたくなくて、逃げていく子もいました。集団に、嫌悪感を抱く生徒が多かった。
盛岡先生:それが今では、誕生日会のハッピーバースデーの歌は大きな声で歌うし、カードゲーム大会は、大変盛り上がります。さまざまな取り組みにより、この集団なら大丈夫という安心感が2年間で形成されてきたと実感しています。
「学び直しはいつでもできる」きっかけを大切に
──今後の課題はありますか?
盛岡先生:支援と甘やかしの線引き、年間指導計画どおりに授業を進められないこと、学力差への対応など課題はたくさんあります。
しかし、中学3年間で教科書を全部終えることを目標にすべきではないと考えています。本校の夜間中学には、87歳のおじいちゃん生徒もいます。考え方を変えれば、学びはいつからでも大丈夫、ということです。
不登校だった子どもたちには、これからも学ぶきっかけや学び方を身につけることを優先させてあげたいと思っています。
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一人ひとりが安心できる場所で、自分のペースを取り戻し、「やってみよう」と思える瞬間を待つ。心和中学校では、「学校」という枠にこだわらず、柔軟な発想で子どもたちの支援を行う大切さを改めて実感しました。
撮影・取材・文/尾関久美子
大阪市立心和中学校
住所:大阪市浪速区日本橋東3-1-23
電話:06-6636-5155
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\「学校に行く」以外の選択肢が知りたいときは/



































