ジュニア留学は航空券別で「週30万~80万円」! 専門家がお値段を解説

#4 小学生の留学、お値段はいくらかかる?

「ジュニア留学」にかかる費用はどのくらい? プログラム内容を子どもとしっかり相談することが大事。写真:アフロ
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小学生から参加できるジュニア留学は、語学力の向上や人間的な成長を期待できることから魅力的な体験です。

とはいえ、それなりに費用がかかるもの。

ジュニア留学について詳しく知るこの連載、第4回目は「ジュニア留学に必要なお金のアレコレ」について深堀りします。

どれくらいの費用がかかるのか、留学カウンセラーの藤墳(ふじつか)美奈子さんに具体的な留学プランを交えながら教えてもらいます。

留学費用は、期間やプログラムによってさまざま

留学プログラムの多くは、1週間刻みでスケジュールが組まれています。長いものでは12週間のプログラムも用意されていますが、小学生の場合は、春休みや夏休みを利用して留学するケースがほとんどなので、期間としては1~2週間の滞在が多いもの。

日中は語学学校で英語のレッスンをして、ホストファミリーのお宅に滞在するプランであれば、航空券別で1週間30~40万円のプログラムがオーソドックスです。プランによっては、1日3食、アクティビティなど別途費用が発生する場合もあります。

その他には、お小遣いや海外保険などが必要になりますが、子どもにいくらくらい持たせるのか、海外保険の掛け金はどれくらいにするのか、というのは、基本的に留学カウンセラーに要望を伝えていただき、オーダーメイドでプランニングするかたちを取っています。

カナダ、オーストラリア、イギリスの人気プランの費用とは?

では、ジュニア留学を多数手掛ける「ウィッシュインターナショナル」の人気プランを例にとって、具体的なプラン内容と費用をご紹介しましょう。

名門大学で学べるサマープログラム(カナダ/バンクーバー)
費用:1週間39万7800円~*別途航空券(9歳から17歳) ※ 1月30日現在の費用


世界で住みやすい街のTOP5に入るバンクーバーは、中高生の留学先としても人気です。なかでも、100年以上の歴史を誇る名門大学「ブリティッシュ・コロンビア大学」で学べるこちらのプログラムは、セキュリティも万全なキャンパスの寮に滞在しながら、各国から集まる同年代の子どもたちと交流できます。広大な敷地のキャンパスで英語のレッスンとアクティビティを満喫できるプランで、アカデミアの雰囲気を肌で感じながら異文化交流を体験できます。

人気の海沿いの学生都市で現地学生と一緒に学ぶ(オーストラリア/ゴールドコースト)
費用:1週間35万8900円~*別途航空券(8歳から16歳)※ 1月30日現在の費用


世界大学ランキングで「海沿いの最高の学生都市」に選ばれたゴールドコーストは、自然を満喫できる環境が魅力。午前中は他国の学生と一緒に英語をレッスン。飽きがこないようテーマを細かく分けた授業を英語で受けます。午後はスポーツ、映画、カラオケ、アート&クラフトなどを、先生や他国の生徒と一緒に体験しながらコミュニケーションを深めます。充実したアクテビティを楽しみながら、オーストラリアのライフスタイルを知ることのできる、中高校生にぴったりのプログラムです。

オールシーズン開催!  手厚いケアで歴史あるプログラム(イギリス/セントオールバンズ)
費用:1週間38万3200円~*別途航空券(8歳から16歳)※ 1月30日現在の費用


ケンブリッジ大学卒業生が設立した65年の歴史ある語学学校。春夏秋冬、オールシーズンの受け入れ体制で、2022年は37ヵ国から留学生が受講。寮生活をしながら学ぶ満足度の高いプログラムです。小中高生向けのプログラムも35年以上の実績を誇ります。サッカー、アート&デザイン、ショッピングなどのアクティビティの豊かさに加え、ハウスペアレンツがその日の振り返りを促し、学びの効果を最大限引き出すハウスミーティングを毎日行う手厚さも人気。スタッフと生徒の比率が1:6という充実したケア体制も安心です。

多感な時期だからこそ得られる留学経験はプライスレス。写真:アフロ

大反響!教育の中心地で “最先端” に触れるプラン

最近、留学先として親御さんの熱視線が注がれているのが、アメリカ・ボストンです。世界をリードする名門大学が集積している屈指の「学術都市」として知られている場所です。英語力を身につけることから、さらに一歩踏み込んだ教育を求める親御さんから大きな反響のある留学プランも登場しています。

世界のトップ校ハーバード大学でSTEM教育を受ける(アメリカ/ボストン))
費用:2週間 92万8900円~*別途航空券 (12歳以上)


ハーバード大学は、創立380年以上の歴史を持つ名門大学。FLS InternationalのSTEMキャンプでは、英語レッスンの代わりにSTEM学習(Science, Technology, Engineering, Mathematics)を英語を使って行います。そのため、グループメンバーとコミュニケーションがとれるレベルの英語力(英検準2級程度)が必要。世界中から生徒が集まるプログラムなので、授業やボストン市内を観光するアクティビティでは多国籍の生徒と交流を深められ、自然と国際感覚を身につけることができます。マサチューセッツ工科大学のツアーも体験可能。寮と大学間は電車で15分という便利さ。通学時はスタッフが引率してくれるため安心です。

今回ご紹介したプランはごく一部で、まだまだたくさんのプログラムを用意しています。留学先やプログラムは、予算感に応じて提案する場合がほとんどなので、気になる方は留学カウンセラーに相談してみることをおすすめします。

取材・文 末吉陽子

藤墳美奈子
(ふじつか みなこ)

留学カウンセラー。アメリカへの短期留学を経験後、大学時代にイギリスへ休学留学。その後、ウィッシュインターナショナルの留学カウンセラーとして 15 年以上勤務。現在は 1 児の母として、留学生のサポート業務に携わる。これまでに約 1 万名以上の方の留学に関わる。

ウィッシュインターナショナル株式会社
世界 10 ヵ国 21 都市にある WISH サポートオフィスでは日本人スタッフが常駐し、24 時間日本語で万が一の緊急時にも対応しています。「はじめての留学」は是非ご相談ください。
https://www.wish.co.jp/

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