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【小学校入学準備】読み書きできない 座っていられない… 親が感じる「学習面の不安」に元小学校教員の人気インフルエンサーが助言
やさしい入学準備アドバイス#2「学習編」
2025.02.24
怒ってやらせるより「素地を育てる」を意識
Q.6 学校の勉強についていけるのか心配
A.6 勉強よりも学校生活に慣れることが大切
──勉強について心配な気持ちもわかりますが、1年生の最大の目標は、「学校生活に慣れる」ことだと私は思っています。
そのためには、早寝早起き、帰ってきたらお便りを出す、宿題をする、明日の準備をするなどの“基本的な生活リズム”を1年かけて身につけていくことが大切です。
そして、無事に学校へ行って帰ってきてくれたら、それだけで“花まる”ということも忘れずに。楽しいことも嫌だったことも「そうだったんだね」と話を聞いてあげる。子どもの心も生活も安定させてあげることが一番じゃないかと思います。
Q.7 机に向かう習慣もないため、毎日の宿題をこなせるのか
A.7 “やるのが当たり前”のルーティンを作りましょう
──前回もお話ししましたが、①プリント類を出す→②宿題をする→③明日の時間割りを調べて準備する→④自由時間と、帰宅後のルーティンを作るのがいいと思います。これは口で言うほど簡単ではないですし、めちゃくちゃ親の忍耐が必要になるんですが、もう何とか頑張って“当たり前”にしてほしい。のちのち親子ともども確実に楽になります。
見守り方にもちょっと工夫が必要です。「はい宿題やって!」とただ促されると、子どもにとっては苦痛の時間になる可能性も。親も同じテーブルで家計簿をつけるなど、一緒にテーブルの時間を楽しく共有しながら「わからないことがあれば聞いてね」というスタンスでいるのが望ましいですね。
宿題の丸つけには、「Uknow. AI」というアプリがおすすめです。数秒で自動的に丸つけをしてくれるのでラクですよ!
Q.8 ルーティンを作りたいけど親の言うことを聞かないし難しそう……
A.8 命令はNG! 本人に決めてもらい「能動的」の素地を育てる
──「宿題をやりなさい」ではなく、「何時からやる?」と聞いてみてください。始める時間を本人に決めてもらいます。
例えば、約束の15時になっても動かない場合は、「15時過ぎてるよ」と、“タイムキーパー”として声をかける。「時間過ぎたからやりなさい」はNGです。“やるのが当たり前”のルーティンを整えるためには、命令で動かすのではなく、本人をいかに能動的に動かすかが肝心です。
もしそのまま夕方になったら、「これから晩ご飯を作るから、丸つけや手伝いができるのは今しかないよ。これが最後だよ」と最終通告をします。それでも動かなければ、あとになって本人が泣こうが駄々をこねようが、本当に手を貸さないことが大切です。
子どもたちは、疲れていると「宿題やりたくない」と言いますし、我が家はたびたびバトルしながらも(笑)1年かけてルーティンを整えました。最初は親もめちゃくちゃしんどいですが、今はストレスフリーです。子どもたちは当たり前のように宿題や明日の準備をしています。
親の言うことを聞きづらくなる思春期に入ってからだと難しいので、ぜひ1年生の間に整えてみてくださいね。
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小学校教員時代には、1年生の担任も経験しているというアキさん。「1年生の子どもたちは少し緊張しつつも本当にキラキラと輝いており、可能性に満ちあふれているという印象でした」と話します。
そんな1年生の子どもとの日々を、いっしょに笑顔で過ごせるよう、無理なくいろいろ試しながら、親子にとってよい方法を探していきたいところ。
方針や対応は学校や地域により異なる面もあるかと思いますが、ぜひ参考にしてみてください。
●アキPROFILE
フォロワー12.7万人を持つインスタグラマー。小学校教諭として10年働き、子どもが小学校入学と同時に退職。小学校生活や勉強方法などについて、学校の担任には聞きづらいママのちょっとした悩みを解決する情報を発信する。
取材・文/稲葉美映子
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稲葉 美映子
フリーランスの編集者・ライターとして旅、働き方、ライフスタイル、育児ものを中心に、書籍、雑誌、WEBで活動中。保育園児の5歳・1歳の息子あり。趣味は、どこでも一人旅。ポルトガルとインドが好き。息子たちとバックパックを背負って旅することが今の夢。
フリーランスの編集者・ライターとして旅、働き方、ライフスタイル、育児ものを中心に、書籍、雑誌、WEBで活動中。保育園児の5歳・1歳の息子あり。趣味は、どこでも一人旅。ポルトガルとインドが好き。息子たちとバックパックを背負って旅することが今の夢。
アキ
フォロワー12.7万人を持つインスタグラマー。小学校教諭として10年働いたのち、子どもが小学校入学と同時に退職。 自分自身が育児と仕事の両立に悩んだ経験から、同じように悩みを抱える小学生ママや学校の先生の役に立ちたいと思い、発信を始める。 「小学校の生活が楽しくなる方法」「小学生の勉強方法」「幼児から小学生の子育て情報」「親と子の付き合い方」など、学校の担任には聞きづらいママのちょっとした悩みを解決する情報を発信している。 ●公式HP「マミーウェブ」
フォロワー12.7万人を持つインスタグラマー。小学校教諭として10年働いたのち、子どもが小学校入学と同時に退職。 自分自身が育児と仕事の両立に悩んだ経験から、同じように悩みを抱える小学生ママや学校の先生の役に立ちたいと思い、発信を始める。 「小学校の生活が楽しくなる方法」「小学生の勉強方法」「幼児から小学生の子育て情報」「親と子の付き合い方」など、学校の担任には聞きづらいママのちょっとした悩みを解決する情報を発信している。 ●公式HP「マミーウェブ」