平和ってなんだろう? 戦後80年 絵本といっしょに考える時間を

6社共同企画「平和をかんがえつづける絵本フェア」全国主要書店にて開催中

幼児図書編集部

撮影 黒田昌志
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児童書の出版社6社(教育画劇・金の星社・講談社・童心社・ブロンズ新社・光村教育図書)が共同で、「戦後80年 平和をかんがえつづける絵本フェア」を実施します。

告知のポスターには、平和を考えるための著書を多数残した谷川俊太郎さんの言葉が記されています。戦後80年、絵本とともに、お子さんと「平和」について考えてみませんか?

フェアの絵本をご紹介

『せんそう しない』(谷川 俊太郎:文 えがしら みちこ:絵 /講談社)
ちょうちょと ちょうちょは せんそうしない
きんぎょと きんぎょも せんそうしない
くじらと くじらは せんそうしない
まつのき かしのき せんそうしない

谷川俊太郎さんの言葉で語られる戦争への思い、えがしらみちこさんの絵から湧きあがる生命力が融合して、ひとつの世界観を作り出しています。人間の知恵はどこにあるのかを、静かに問いかける絵本です。
『くらげのパポちゃん』(かこ さとし:文 中島 加名:絵/講談社)
『からすのパンやさん』や『だるまちゃんとてんぐちゃん』など、今もなお読み継がれているベストセラー絵本を数多く残した、かこさとしさんが、戦争を二度と起こしてはならないという強い思いをこめて書いた遺作。

かこさんの没後見つかった原稿に、かこさんの孫である中島加名さんが絵をつけました。平和への想いをつなぐ絵本です。
『トットちゃんの15つぶのだいず』(黒柳 徹子:原案 柏葉 幸子:文  松本 春野:絵/講談社)
『窓ぎわのトットちゃん』では描かれなかった、トットちゃんのもうひとつのお話。

戦争中、とうとう一日の食べものが、炒った大豆15つぶだけになってしまったトットちゃんは、15つぶをいつ食べるか、悩みに悩んで……。

黒柳徹子さんの等身大の戦争体験を描いた絵本です。

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幼児図書編集部

絵本をつくっている編集部です。コクリコでは、新刊の紹介や作家さんのインタビュー、イベントのご案内など、たのしい情報をおとどけします! Instagram : @ehon.kodansha Twitter : @kodansha_ehon

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