おなかがすいて、たまらなくなる『コロッケ できました』の読み聞かせのコツ

「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」隊長がお教えします

本とあそぼう 全国訪問おはなし隊

読み手 ーーおはなし隊隊長 窪田泰子
※この記事は、講談社絵本通信に掲載の記事を再構成したものです。
 
キャラバンカーに本をたくさん積んで、全国47都道府県におはなしを届ける「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」。
幼稚園や保育所、小学校や図書館、書店など様々な訪問先で、おはなし会を重ねてきたおはなし隊の隊長さんが、子どもたちに人気の絵本の読み聞かせのコツをお教えします!
ページをめくれば おなかがグー。
コロッケだけじゃないですよ。おいしそうな食べ物がたくさん出てきますから、読んでいるうちに、よだれが出てしまわないように注意です!
『コロッケ できました』
作:彦坂有紀 作:もりといずみ 講談社
すべての画像を見る(全7枚)
表紙から終わりまでゆっくりと味わいながら、めくっていきましょう。おいしい食べ物といっしょに、幸せな気持ちもつまっていますよ。

「フライドポテト
ほくほく」
おいしそうなフライドポテト
『コロッケ できました』より
「ケチャップ つけて ぱくっ」
つけるのはケチャップ
『コロッケ できました』より
からあげ、ハンバーグ、エビフライ……、パターンがわかると、子どもたちは自然に楽しんでくれます。

一生懸命ぱくぱく食べるふりをする子、何をつけようかなぁと想像している子、本当に食べているつもりになって「アチチ」と言っている子。

みんなそれぞれにページを楽しんでくれるので、ゆっくりと読んであげるといいですね。もっともっと小さいお子さんの場合は、少し声をかけてあげると、参加型の絵本としても楽しめます。思わず大人もおなかがググーッとなってしまいそうです。

さて、表紙にも載っているコロッケは、ソースをかけて……。
ソースの香りがただよってきそう
『コロッケ できました』より
コロッケサンドに変身です!
サンドイッチを目にすると、子どもたちのテンションもさらにあがります。1ページずつていねいに読みすすめましょう。

そして、最後はクライマックスのデザート!
子どもたちの大好きな、あまーいいちごの登場です。出てきた瞬間に、ぱくぱく言いはじめる子どももいますが、最後まで、しっかりゆっくり読んであげてくださいね。

「おなかいっぱい ごちそうさま!」

最後の見返しもゆっくりていねいにめくってあげてくださいね。みんな、満足そうに、ごちそうさまの笑顔をみせてくれることでしょう!

●今回読んだ本

『コロッケ できました』
作:彦坂有紀 作:もりといずみ 講談社

●プラス1冊

チーズケーキ、バウムクーヘン、アップルパイ、カステラ、ホットケーキ。木版画で摺られた、焼きたてのケーキたちは、どれもおいしそう。


『ケーキ やけました』
作:彦坂有紀 作:もりといずみ 講談社
この記事の画像をもっと見る(7枚)
ほんとあそぼう ぜんこくほうもんおはなしたい

本とあそぼう 全国訪問おはなし隊

たくさんの絵本を積んだ2台のキャラバンカーで各都道府県を巡回し、幼稚園、保育所、小学校や図書館、書店などを訪問している、「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」。1999年7月に、講談社90周年記念事業として、スタートしました。 2007年には第55回菊池寛賞、2018年には、メセナ大賞にも選ばれました。 スタートして以来、通算2万2000回以上の訪問、190万人を超える参加者のみなさん、ありがとうございます。次はあなたの町でお会いできるかもしれませんね! https://ohanashitai.kodansha.co.jp/ X(旧Twitter):@ohanashitai55 Instagram:@kodanshaohanashitai

たくさんの絵本を積んだ2台のキャラバンカーで各都道府県を巡回し、幼稚園、保育所、小学校や図書館、書店などを訪問している、「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」。1999年7月に、講談社90周年記念事業として、スタートしました。 2007年には第55回菊池寛賞、2018年には、メセナ大賞にも選ばれました。 スタートして以来、通算2万2000回以上の訪問、190万人を超える参加者のみなさん、ありがとうございます。次はあなたの町でお会いできるかもしれませんね! https://ohanashitai.kodansha.co.jp/ X(旧Twitter):@ohanashitai55 Instagram:@kodanshaohanashitai